2010年09月25日

【特選レース予想】阪神10R 神戸新聞杯

ダービー馬・エイシンフラッシュとダービー2着馬・ローズキングダム。この2強の一騎打ちが予想される今年の神戸新聞杯だが、過去の神戸新聞杯にはこのようなデータがある。

ダービー1着馬の神戸新聞杯成績【3・2・0・0】
ダービー2着馬の神戸新聞杯成績【2・1・1・3】

これは過去10年を参照としたものだが、ダービー1着馬の連対率はなんと100%。一方で、ダービー2着馬の連対率は42.9%とやや落ちる。2勝はともに藤沢和厩舎所属のシンボリクリスエス、ゼンノロブロイが挙げたもので、ダンツフレーム、スマイルジャックといった馬たちは馬券圏内に入ることなく敗れているのだ。

これを踏まえた上で、今年のダービー2着馬・ローズキングダムを見ていくと、不吉なことに神戸新聞杯で連を外してしまった前述の2頭にある共通点「オープンクラスでのマイル戦での連対歴」を持ってしまっている。近年のダービーは上がり勝負の傾向が強いことからマイル実績が重要視されるが、今年のダービーは「究極」とも言える瞬発力勝負。ローズにとってベストともいえるその競馬でエイシンに切れ負けしたとなると…やはりエイシン>ローズという評価をせざるを得ない。

もちろん相手関係から、ローズが相手本線であることに変わりはない。確固たる逃げ馬不在でダービーのような超スローの展開も考えられるが、そうなると経験値という面で他馬を圧倒するローズに利がある。同様に、マイル戦で上がり34.1秒という脚を使ったことのあるネオヴァンドームも瞬発力勝負のほうが力を発揮できるだろう。

反対に、残り800mからロングスパートの競馬になれば2400m超の競馬で4戦連続連対中のシルクオールディーにもチャンスが転がり込む。近5走で上がり3F最速を4回計時しているように瞬発力も兼ね備えており、侮れない存在だ。ダービーで上がり3位の脚を使ったサンディエゴシチーも、3連勝後の4連敗の敗因を関東圏での競馬だったことに求めればここでも差はないはずだ。

◎エイシンフラッシュ
○ローズキングダム
▲ネオヴァンドーム
△シルクオールディー
注サンディエゴシチー

★買い目
(3連単1軸マルチ)
5→3,9,8,6

(田原基成)