2010年09月25日

阪神芝は逃げor追込の極端な競馬で結果を出した馬を【土曜馬場傾向】

●「駆け込み出走」の断然人気馬は危険【2回札幌5日馬場傾向】

土曜札幌で1番人気に推された馬の成績は【3・1・1・7】。午前の2歳未勝利では2頭の1番人気馬が人気を裏切っており、堅い決着とはならなかった。札幌開催終了まであとわずかということで、番組に合わせた「駆け込み出走」が目に付くが、そういった馬が人気で飛びやすくなっている。狙うのであればゴールデンアスクやエリンコートのようなダート→芝替りや距離延長・短縮馬だ。

芝は今週からCコース替り。特別時計が速くなったというわけではないが、どちらかというとパワーが要求される馬場状態となっている。パワー型のクロフネ産駒がワンツーを決めたサロマ湖特別は良い例で、開催前半に差し損ねたようなタイプが狙いだ。


●道悪馬場も、極端に時計のかかる馬場にはならず【4回中山5日馬場傾向】

前日からの雨の影響で、終日道悪での競馬となった中山。その影響がモロに出るのは短距離戦で、メインのセプテンバーSは3連単82万馬券という大波乱の決着となった。ただ、芝の時計としてはマイル戦の9Rで1分33秒7が出ているように極端に時計を要するというわけでもなく、馬場回復が見込める日曜は先週と変わらぬ高速決着が期待できそうだ。

ダートは脚抜きが良くなったことで前が止まらない馬場へと変貌を遂げた。ただ、それは騎手とて百も承知。あまりにも前への意識が強くなりすぎると後方待機組の出番になる(特にダート1800m)。有力馬の脚質と反対のところに穴馬は潜んでいるので、あまりにも前に行く馬が多いところでは差し・追込馬をチェックしておきたい。



●阪神芝は逃げor追込の極端な競馬で結果を出した馬を【4回阪神5日馬場傾向】

芝は相変わらずの速い上がり。甲東特別でカネトシディオスが使った上がり3Fは33.2秒。おそらくこの上がりが今の阪神の限界だと思うので、この上がりに対応できない馬はミッキーチアフルのように自分でレースを作ってしまうのが得策だろう。こういった馬場では先行して好走してきた馬より極端な戦法(逃げor追込)で結果を残してきた馬を上位に取りたい。

ダートは血統別でみると1400m以下ではミスタープロスペクター系、1800m以上ではサンデー系と傾向がはっきりと分かれている。特に1400m以下でのミスタープロスペクター系は2割増しといっても良いぐらいで、同系の存在には警戒したいところだ。

(競馬天気)