2010年09月18日

【特選レース予想】中山11R セントライト記念

春のクラシック戦線で活躍してきた馬は京都新聞杯勝ち、ダービー4着があるゲシュタルトぐらい。人気を分けあうであろうアロマカフェ、クォークスターもダービー出走は叶わなかった。昨年のナカヤマフェスタ、一昨年のマイネルチャールズといった抜けた実績を持つ馬が不在なだけに、人気薄の台頭は十分に考えられる。

セントライト記念で鍵を握るのが、菊花賞にまったく直結しない2200mという特殊な距離。このレースを制して菊花賞も制した馬は過去10年で1頭もおらず、馬券圏内というところまで広げてもロックドゥカンブが3着に入ったのが最高。逆にセントライト記念惜敗組からはマンハッタンカフェ、トーホウシデン、ホオキパウェーブと連対馬を続々と輩出している。この相関性こそがセントライト記念の特徴をよく表していると言えるだろう。狙いは「菊花賞で来れそうにない馬=速い上がりを使えない持続力タイプ」だ。

本命は「切れない」ミッションモード。新馬戦こそ上がり34.2秒の脚で快勝したが、それが同馬の切れ味の限界だということはサンデー系に完全に切れ負けした百日草特別、上がり最速の脚を使いながら逃げ切りを許した前走の支笏湖特別で証明済み。同馬の持ち味は先行馬総崩れのペースを7着に踏ん張った青葉賞で見せた強靭なスタミナだろう。トライアルというシチュエーション、有力馬の脚質を考えると、先手さえ取れれば押し切れるだけの能力はある。

「切れない」というところでは、フェイルノートもセントライト記念好走のための適性を持っている。前走新潟で上がり最速で勝ったことから「切れモノ」と思われるかもしれないが、次位につけた上がり3Fの差はわずか0.1秒。一方、中山2000mで行われた未勝利戦を勝ち上がった時の上がり3F34.8秒は次位に0.7秒もの差をつけた。いかにも中山向きのタイプであり、一度使ってここというローテーションも高い上積みが見込めるだけにプラス材料だ。

◎ミッションモード
○フェイルノート
▲シルクスチュアート
△ゲシュタルト
×クォークスター
注コスモヘレノス

★買い目
(3連単フォーメーション)
4,5,6→4,5,6,3,13→4,5,6,3,13,17
(馬単マルチ)
4→5,6,3,13
5→4,6,3,13
6→3,4,5,13

(田原基成)