2012年05月16日

●格言52「スローで馬群一団のレースではミスタープロスペクター系を狙え!」

先週のヴィクトリアマイルカップはホエールキャプチャが悲願のG1制覇。奇しくも先週の格言「Bコース替りの東京芝は横山典騎手を狙え!」が当てはまる形となりました。有力馬が内でゴチャつき、外々を回らされた展開を考えるとあの位置取りはさすがといったところですね。ウィリアムズ騎手ともども、上手い人はどこまで行っても上手いです。

さて、今週はオークス。この路線はずっとそうなんですが、阪神JF→桜花賞とスローの決め手勝負。ここもこれといった逃げ馬はおらず、過去を例に取るとシーザリオが制した年(1000m通過63.1秒)並の超スローが予想されています。

そういった展開では上がり3ハロン33秒台を使える瞬発力が問われるわけですが・・・血統面でもある種牡馬の系統が大きな役割を果たすことがあるんですよね。


それは、ミスタープロスペクター系。

一般的にはダート血統と思われがちですが、キングマンボ→キングカメハメハとつながる系統など芝でも走ることができます。そして、キングカメハメハの代表産駒であるローズキングダム、トゥザグローリーが示すようにスローの瞬発力勝負はお手の物。特に2010年のダービーはすごかった。

【2010年日本ダービーの1〜8着馬血統】
・1着エイシンフラッシュ(父ミスタープロスペクター系)
・2着ローズキングダム(父ミスタープロスペクター系)
・3着ヴィクトワールピサ(母父ミスタープロスペクター系)
・4着ゲシュタルト(母父ミスタープロスペクター系)
・5着ルーラーシップ(父ミスタープロスペクター系)
・6着ペルーサ(父母父ミスタープロスペクター系)
・7着トゥザグローリー(父ミスタープロスペクター系)
・8着サンディエゴシチー(母母父ミスタープロスペクター)



逆に言えばこういった展開でしか出番がないという裏返しでもあるわけですが・・・ひとつの傾向として知っておいて損はないでしょう。

ちなみに今週のオークス非抽選馬中、ミスタープロスペクター系を持つ馬は以下の通りです。

・アイムユアーズ(母父ミスタープロスペクター系)
・オメガハートランド(母父ミスタープロスペクター系)
・ココロチラリ(母父ミスタープロスペクター系)
・ダイワズーム(母母父ミスタープロスペクター系)
・ハナズゴール(母父ミスタープロスペクター系)
・パララサルー(母父ミスタープロスペクター系)
・マイネエポナ(父ミスタープロスペクター系)
・ミッドサマーフェア(母父ミスタープロスペクター系)
・メイショウスザンナ(父ミスタープロスペクター系)
・ヴィルシーナ(母父ミスタープロスペクター系)


今年に限ってメチャクチャ多いという・・・

ここは「上がり3ハロンでの勝利実績」というただし書きをした上で、アイムユアーズ、オメガハートランド、ハナズゴール、パララサルー、マイネエポナ、ミッドサマーフェア、ヴィルシーナあたりを有力馬としておきます。

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(競馬天気:火曜コラム「競馬格言集」より)