2012年04月06日

アイムユアーズ×桜花賞×ピンナ。あらゆるデータを分析!

桜花賞が行われる今週。1強ムードが一転、トライアルを関東馬がすべて制したことで雲行きが怪しくなってきました。ただでさえ調整が難しいこの時期の3歳牝馬だけに、何が起こってもおかしくありません。

そこで競馬天気では木曜日から日曜日までの4日間、2012年桜花賞を馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この4日間の連載をお楽しみください!

さて、第2弾となる今回は阪神ジュベナイルフィリーズ2着からの雪辱を期するアイムユアーズについて分析していきます。

【連載1】ジョワドヴィーヴル×桜花賞×福永祐一

【1】アイムユアーズと阪神芝外回り1600mとの相性は?

昨日のコラムでも言っちゃっていますが、ジョワドヴィーヴルとアイムユアーズの差は阪神ジュベナイルフィリーズを勝っているかいないか。その差が結構デカくて、2006年以降の阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬の成績は以下の通りです。

【0・1・0・3】

何となくフロックっぽい2着馬ならまだしも、ここで馬券圏外に敗れた馬はアストンマーチャンやダノンベルベール、アニメイトバイオなどこれまで大崩れがなかった馬たち。ちゃんとした理由はわかりませんが、ひょっとしたらその時の完成度ありきで適距離外でも2着に食い込んだのかなぁ・・・と思っちゃいます。

加えてアイムユアーズで不安なのが1600m以上での勝利実績がない点。

唯一阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬で馬券圏外に入ったホエールキャプチャにはそれがあって、アストンマーチャンにはそれがなかった。桜花賞馬への道のりは険しいものとなりそうです。


【2】アイムユアーズのローテーションは?

過去10年、前走フィリーズレビュー組の成績は【2・1・1・52】複勝率7.1%。2007年以降で馬券圏内に入った馬はレジネッタ1頭のみということで、ローテーション面での相性ははっきりいって最悪です。

その理由はコース形態の違いに他ならないでしょう。特にアストンマーチャンやワンカラットのように前々で立ち回った馬は桜花賞でスタミナ切れを起こし、最後のひと踏ん張りが利かないケースが目立っています。一定のスタミナが要求される阪神芝外回り・1600mでは距離短縮馬が圧倒的優位なので・・・


【3】アイムユアーズの血統は?

アイムユアーズの父は牝馬に良績が集中しているファルブラヴ。ワンカラットやエーシンヴァーゴウ、ダンスファンタジアなどが主な代表産駒です。

ファルブラヴ産駒は距離適性が非常にはっきりしていて、牝馬であれば1200・1400mの芝が主戦場。ダートはまったくと言っていいほど走らず、夏を得意としています。

では、ここでざっくりとファルブラヴ産駒の阪神芝での距離別成績を。

◇芝1200m【4・1・3・9】複勝率47.1%
◇芝1400m【2・2・1・31】複勝率13.9%
◇芝1600m【0・4・7・22】複勝率33.3%
◇芝1800m【1・2・2・18】複勝率21.7%
◇芝2000m【2・2・1・3】複勝率62.5%

調べていくうちに新しい傾向が見えてきました。どうやらファルブラヴ産駒は距離以上に直線の長さが問題なようです。芝内回りコースで10勝、外回りコースで1勝はあまりにも極端。


【4】アイムユアーズの騎手・ピンナ騎手は?

桜花賞でアイムユアーズに騎乗を予定しているのはピンナ騎手。昨年の天皇賞・秋をトーセンジョーダンで制するなど、近年日本での騎乗機会が増えている騎手のひとりです。

で、このピンナ騎手。騎乗機会が少ないので阪神芝外回り・1600m適性は測れずじまい。芝・ダート合わせて1200mでは【1・0・1・30】、東京芝2400mで5戦3勝という点から長距離>短距離型の騎手であることは間違いないところでしょう。


◇あすは「ヴィルシーナ×桜花賞×内田博幸。あらゆるデータを分析!」をお送りします!(続)
(競馬天気:桜花賞特別企画)

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