2012年04月05日

【桜花賞】アイムユアーズ 悪路も雪辱へ13秒3

阪神JF2着の雪辱へ、アイムユアーズが万全の態勢を整えた。滞在中の栗東坂路で4F57秒6。全体時計は地味だが、ラスト1Fは桜花賞出走馬で最速の13秒3と鋭く伸びた。手塚師は「馬場が悪かったのでオーバーワークにならないように気を付けた。時計的にも合格点。順調に来ているし早くレースを見たいという気持ち」と明るい表情で話した。

 メンバー唯一の重賞2勝馬。デビュー6戦全て3着以内と安定感抜群だが、阪神JFではジョワドヴィーヴルに2馬身半差をつけられた。戴冠のためには2歳女王との差をひっくり返さなければならない。師は「少しでもその差を詰めるべく努力してきた」と話した上で、快勝した前走のフィリーズレビューを強調。「正攻法で押し切った内容は文句なし。どんな展開にも対応できる」と進化に手応えを示した。

 初騎乗で前走を制したピンナも「いつも落ち着いているし頭が良くてやりやすい。こちらの思い通りに動いていける」と絶賛。混戦模様の桜花賞。持ち前の自在性と安定感がものを言うシーンは十分にありそうだ。

(スポニチアネックス)