2012年04月05日

【桜花賞】ドンナもんだい!!1番時計 53秒6

ジェンティルドンナが坂路で4F53秒6の1番時計タイを叩き出した。繊細な牝馬だけに調整軽めの陣営が多い中、来週の皐月賞に出走するアダムスピーク(3歳オープン)とハードな併せ馬で鍛え上げた。

 騎乗した岩田がアクションを起こしたのはラスト1Fに入ってから。まず右手にステッキを持ち、見せムチでゴーサイン。手綱をしごいて追い出すと瞬時に反応してグイッと前へ。最後は左手にステッキを持ち替え、見せムチで気を抜かせずフィニッシュ。楽に2馬身先着した。

 「この悪い馬場でも時計は十分に出た。ラスト1Fも彼女なりに頑張って駆け上がっていた」と岩田。初めてコンビを組んだ前走のチューリップ賞(4着)からリベンジを誓った。「前走以上の競馬はできると思うし自信を持って臨みたい。これだけの馬に乗せてもらってるし、タイトルを一緒にもぎ取りたい」と意気込んだ。

 エピセアロームとの2頭出しで挑む石坂師も、初のクラシック制覇に手応えをつかんでいる。「2歳の時から桜花賞でいい競馬ができると思っていた。待っていた桜の季節が来てくれたね」と余裕たっぷりにほほ笑んだ。

(スポニチアネックス)