2012年03月29日

大阪杯データ分析。小回り適性が問われ、ローテでは前走芝G1組優位

★ポイント1「前走芝G1組or中山記念組」
→過去10年、前走芝G1組の成績は【3・3・4・12】複勝率45.5%。【3・1・1・6】複勝率45.5%の中山記念組と並ぶ2大ローテとなっており、この組が馬券圏内に入れないというシーンは想像しにくい。
(メイショウサムソン、テイエムアンコールetc)

★ポイント2「逃げ馬」
→過去10年、逃げ馬の成績は【1・3・1・5】複勝率50.0%。A→Bコース替りで行われる大阪杯は前に行った馬が断然有利ということは気に留めておきたい。
(ダイワスカーレット、マグナーテンetc)

★ポイント3「コーナー4つの芝2000m勝利実績」
→2002年以降の大阪杯において、勝ち馬10頭中9頭にコーナー4つの芝2000m勝利実績があった。とりわけネオユニヴァース、メイショウサムソンと皐月賞勝ち馬は相性が良く、器用さが求められるレースと言えるだろう
(ドリームジャーニー、ネオユニヴァースetc)

阪神芝2000mで行われる古馬重賞・大阪杯。メイショウサムソン、ヒルノダムールがこのレースを制したのち天皇賞・春を制しているように意外なほど天皇賞・春への関連性は高い。

今年はG1馬3頭を含む好メンバーが揃った。なかでも天皇賞・秋を制しジャパンカップでも2着に好走したトーセンジョーダンはいまや古馬王道路線のトップクラスに位置する馬。超スローの上がり勝負になった有馬記念では5着と切れ負けしてしまったが、AJCC、札幌記念勝ちが示すようにもともとコーナー4つの小回りコースは得意とするところ。本質叩き良化型だけに休み明けが不安視されるが、大崩れは考えにくい。

コーナー4つのコース適性ならアーネストリーも双璧。こちらは宝塚記念勝ちをはじめ、重賞5勝すべてが芝内回りという馬だ。ふた桁着順が続く近2走から巻き返す可能性は十分だ。もう1頭のG1馬・ローズキングダムは反対に内回りコースでの良績に乏しい点が気がかりだ。

重賞連勝中の上がり馬・フェデラリストはどうか。過去10年【3・1・1・6】複勝率45.5%が示すように中山記念組は大阪杯と好相性だが、この馬自身関東圏以外の競馬では【0・0・0・3】と良績がない点から輸送に一抹の不安は残る。ナカヤマナイト・ショウナンマイティといった4歳勢も1800mベストの感があり・・・

ちなみに過去10年の大阪杯において、逃げ馬の成績は【1・3・1・5】複勝率50.0%。A→Bコース替りで行われる大阪杯は前に行った馬が断然有利ということは気をつけたいところだ。


【データで見るオススメ馬】

★トーセンジョーダン
→過去10年、前走芝G1組の成績は【3・3・4・12】複勝率45.5%。超スローの上がり勝負になった有馬記念では5着と切れ負けしてしまったが、AJCC、札幌記念勝ちが示すようにもともとコーナー4つの小回りコースは得意とするところ。ここでも大崩れは考えにくい。

【馬場で見るオススメ馬】

★アーネストリー
→宝塚記念勝ちをはじめ、重賞5勝すべてが芝内回り。先行馬と相性の良いレースということもあり、ふた桁着順が続く近2走からの巻き返しがあってもおかしくない。

【気候で見るオススメ馬】

★スマートギア
→6〜2月【1・8・3・11】に対し、3〜5月【4・0・1・5】という馬。ここにきてさらに力をつけてきた感があり、7歳馬でも目下の勢いと気候適性を踏まえると軽視はできない。

【ローテーションで見るオススメ馬】

★ローズキングダム
→過去10年、前走芝G1組の成績は【3・3・4・12】複勝率45.5%。関西圏・良馬場では【3・1・2・1】5着以下なしと安定した成績を残しており、久々の関西圏ならまだ見限れない。

【血統で見るオススメ馬】

★ナカヤマナイト
→ステイゴールド産駒は阪神芝2000m重賞で【3・1・3・12】複勝率36.8%。ドリームジャーニーをはじめこのコースとの相性は抜群で、本格化気配の伺える近走内容からG1馬を撃破というシーンがあってもおかしくない。

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(競馬天気:火曜コラム「データ分析」より)