2012年03月22日

カレンチャン×リニューアルされた中京競馬場での高松宮記念。あらゆる傾向をデータで分析!

リニューアルされた中京競馬場での高松宮記念。坂が誕生し、直線が長くなったことで傾向がかなり変わった感がありますが、各馬初体験となるコースということで波乱の期待も考えられるところです。

そこで競馬天気では木曜日から日曜日までの4日間、2012年にリニューアルされた中京競馬場での高松宮記念を有力馬中心に分析していきます!この4日間の連載をお楽しみください!

さて、第1弾となる今回は2011年JRA最優秀短距離馬・カレンチャンについて分析していきます。


【1】リニューアルされた新生中京芝との相性は?

先週まで3週に渡って行われている新生中京芝コース。だいたいの傾向は掴めてきた印象があります。大まかにまとめると、

・時計、上がりともにかかる
・芝丈が長く、北海道の洋芝に近い
・最後の坂で逆転劇が起きやすい(差し・追込有利の競馬が多い)

それを踏まえた上でカレンチャンを見ていきましょう。同馬がもっとも得意とする戦法は阪神牝馬S→函館スプリントS→キーンランドカップと連勝を飾ったときのようなインから早め先頭、そのまま押し切るという競馬。スプリンターズSのときは野芝だったから参考外としたいところです。

洋芝にかなり近い今の中京芝・・・洋芝3戦3勝のカレンチャンにはうってつけの舞台でしょう。あとは未経験の長い直線がどう出るか。


【2】ローテーション面でのデータ分析

過去10年、前走オーシャンS組は高松宮記念で【3・0・2・52】複勝率8.7%。
重賞に格上げ後はキンシャサノキセキしか勝ち馬がいない鬼門ローテとなっています。

もともとは高松宮記念に直行予定だったカレンチャンがオーシャンSを使ったのは「ガス抜き」のためとのこと。ただ、結果的に鬼門ローテから臨むことになった上に2010年以来となる中3週以内の競馬、しかも関東への輸送、重馬場とダメージが大きかった点は誤算と言えるでしょう。少なくともローテーション面ではマイナスが多いかと。


【3】血統面でのデータ分析

スリープレスナイト、スプリングサンダー、ベストロケーション、そしてカレンチャンと牝馬は短距離型の多いクロフネ産駒。その特徴は「一度軌道に乗ったら天井知らず」という点です。

・スリープレスナイト(5連勝でG1制覇)
・スプリングサンダー(2連勝後のG2で3着)
・ベストロケーション(2連勝後のG3で2着)
・カレンチャン(5連勝でG1制覇)

だからこそスプリンターズSのカレンチャンは狙い目だったわけですが、その反面一度勢いを失ってしまうと立て直しに時間がかかるという面もあり・・・牡馬ですがフサイチリシャールやグリッターウイングも凡走から好走までに5戦以上を要しました。

近2走の敗戦がカレンチャンに「負け癖」をつけさせてしまったとしたら・・・ちょっと危険なニオイがしてしまいます。


【4】騎手面でのデータ分析

高松宮記念でカレンチャンに騎乗予定なのは池添謙一騎手。オルフェーヴルとのコンビで知られていますが、昨年は同馬の他にカレンチャン、エイシンアポロンとG1を獲りまくった年でした。

で、この池添騎手。スプリントG1との相性の良さは折り紙つきなんですよね。過去に騎乗したスプリントG1での成績は【2・3・1・8】複勝率42.9%。これは相当スゴイことだと思います。

ただ、ひとつ気になるのが先週初騎乗した中京芝での道中位置取り。2頭に騎乗したんですが、前走4角4番手以内だった2頭の道中位置取りを4角14番手まで下げているんですよね。偶然かもしれませんが、池添騎手のなかに中京芝=差し有利というのがインプットされている可能性は否定できません。

もしカレンチャンが道中位置取りを大幅に下げるようなことがあれば・・・スパっと切れるタイプではないカレンチャンに死角が生まれてくるかもしれません。

◇あすは「リニューアルされた中京競馬場での高松宮記念・・・その傾向をデータで分析!ロードカナロア編」をお送りします!(続)
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