2012年03月11日

【フィリーズレビュー出走馬分析】距離短縮ステップでラシンティランテに期待

■個々の馬分析
・レッドクラウディア
芝レースへの出走は新馬戦以来。アグネスタキオン産駒は阪神芝1400mで好成績。近走ダートやマイル以上を経験している馬の成績が良い重賞でもあり、好走傾向に合致する。ダートでのものとはいえ、前走からの距離短縮時にしっかりと勝ちきっている点も良い。

・アイムユアーズ
ファンタジーSを勝った時点で、同じ父の産駒であるワンカラットのように、1200〜1400mベストのタイプと思っていたものの、阪神JFで思わぬ好走。適性からはむしろ前走よりも向いていると思われ、大きな問題はない。ただ、毎度好走しても人気しなかった同馬が、今回は1番人気と逆に人気を背負う立場なのが若干気になる。

・ファインチョイス
昨年秋〜冬の阪神外回り芝は、内枠不利の傾向が強かった(サンプル48Rで、1〜3枠の単勝回収率が29円、複勝回収率が32円と低調)。そのような傾向もあり、内枠で大敗した前走の阪神JFはそれほど気にならない。ただし、距離はマイルよりも短い方が良いため、今回200mでも距離が短縮されることはプラスとなる。

・アンチュラス
前走、不利な内枠から5着まで押し上げた内容は優秀。1400mにも実績があり、脚質も自在なため、ここでも大崩れなく好走可能。

・ラシンティランテ
ここ2走が案外な内容。ただし、3走前に距離短縮で圧勝している内容から、前走からの距離短縮への適性は高い。なお、レッドクラウディア同様、アグネスタキオン産駒は本コースとの相性が良い。

・イチオクノホシ
速い上がりが武器の馬。1400m以下で2勝しており、距離短縮にも対応。能力的には本メンバーでも上位といえる。ただし、速い上がりが武器の馬で、内回りよりは外回りコースの方が力が出しやすい馬ではある。



■展望
阪神芝1400mは、前走からの距離短縮、ダートから芝変わりの馬が穴となる傾向が強い舞台。このレースも、近走でダートやマイル以上を経験している馬が強い傾向にある。
求められている経験として、タフさが要求されやすい重賞といえる。

ただし、これらの条件を経験している馬というファクターのみでは絞りきれない。その中では、本コースと相性の良いアグネスタキオン産駒で、かつ距離短縮ステップで過去好走経験のあるラシンティランテに期待したい。過去2走は案外の成績であるものの、タフな経験は本メンバー内でも上位で、巻き返しを狙う。

相手は、前走で枠順に苦しんだアンチュラス、ファインチョイスの2頭。阪神芝外回りコースは、昨年秋から冬にかけて内枠がかなり不利なバイアスが発生。ともに力をフルに出し切っていないと考えられ、阪神JFで先着を許した1、2番人気馬を逆転することも十分にありうる。

あとは穴でダート経験があり、距離短縮のレッドクラウディアが面白い。

→sper氏のプロフィールはこちら
→sper氏のブログ「sperの3着流し」はこちら

★関連リンク
阪神芝、昨日後半レースからの傾向の変化に注意

↓↓↓

★オーシャンS38万馬券的中!会員なら予想&コラムを見放題!★

※月額たったの525〜825円!銀行振込では100日間2,500円のコースもございます。
詳しくはご利用ガイドをご覧ください。

★関連リンク
プロの予想家も絶賛!競馬天気が選ばれる5つの理由とは?
意外な穴馬をザクザク見つける馬場・気候ファクターとは?
すべてのサンプル記事をチェック!