2012年01月29日

【根岸S出走馬分析】ダノンカモン、テスタマッタ、ダイショウジェットの距離短縮馬に妙味

■個々の馬分析
・ダノンカモン
スタートがうまく、かつ器用に先行できるタイプのため、大崩れしにくい馬。前走の阪神1800mはややこの馬には長かったため、広い東京のダート1400〜1600mに変わるのは良い。

・シルクフォーチュン
目の覚めるような末脚が武器だが、極端な脚質のためムラな面が強い。嵌ればG1でも好走可能な能力がある反面、オープン特別でもあっさり取りこぼす。前走のオープン特別敗退は気にならず、1400mも適距離。ただし、この手のムラなタイプは、本来人気薄で面白い。

・テスタマッタ
距離の守備範囲が広い馬。あっさりと弱い相手の人気で敗れる反面、G1でも強い相手にしぶとく食い下がれる。その理由として、強い相手のレースの方がペースが締まりやすいことがあげられ、この馬自身、タフな状況で良さを見せる。

・セイクリムズン
昨年冬のような勢いはないものの、東京ダート1400mへの適性はメンバー中でも上位。6〜8枠では[4 2 1 1]という外枠巧者であり、揉まれず競馬ができるこの枠は向く。

・ティアップワイルド
条件馬時代は1400mまでカバーできていたが、オープンでは良績は1200mに集中。前走からの距離短縮時の成績が優秀な反面、いまだ前走からの距離延長時には馬券に絡んでいない。その意味では、1200mから1400mへの距離延長となる今回は一抹の不安あり。

・タイセイレジェンド
この馬の一番の特徴は「前走より距離短縮の際に激走する」こと。前走より距離短縮時の成績は[4 0 1 1]で、1度の着外は不適な芝でのもの。反面、前走と同距離もしくは距離延長では[1 0 0 10]と好走率が落ちる。その意味では、距離短縮で絶好の狙い目だった前走時と比べると狙いにくい。ただし、先行馬が比較的少ない構成で、外からスムーズに先行できそうなここは展開が向くことが見込まれる。


■展望
東京ダート1400mは、前走から距離短縮となる馬が強いコース。例えば、2010〜2011年の2年間で、前走1300m以下を使っている馬は3着以内率15%、複勝回収率48%に対し、前走1600m以上を使っている馬は3着以内率21%、複勝回収率97%となっている。昨年も、距離短縮組は3頭しかいなかったが、その中の1頭である10番人気のダイショウジェットが穴で激走した。

ここはダノンカモン、テスタマッタ、ダイショウジェットの3頭が距離短縮に該当。
その中では、過去東京コースや距離短縮時に好成績を残しており、6番人気と実績のわりに人気になっていない感があるテスタマッタが面白い。

相手としては、同じく距離短縮となるダノンカモン、あとは昨年の覇者セイクリムズンらの人気馬が順当に良い。

距離短縮のダイショウジェットや、コース適性の高いブライトアイザックなどの穴にも注目したい。

→sper氏のプロフィールはこちら
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(競馬天気:「重賞×オープン馬分析」より)

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