2012年01月22日

【AJCC出走馬分析】高い適性を示すネヴァブション、ゲシュタルト

■個々の馬分析
・ネヴァブション
2009年、2010年と連覇し、昨年もスローペースを追い込んで3着と、とにかくこのコースへの適性は抜群。パワーに優れる馬で、重賞での3着以内好走は8度あるが、1度を除いて全て中山コースでのもの。唯一の東京での重賞実績にあたる毎日王冠はやや重で、パワーが要求される状況だった。雨はこの馬にはプラスとなる。

・ルーラーシップ
G1では全て善戦止まりに終わっているものの、G2〜G3では崩れたのは一度のみと堅実。キングカメハメハ産駒は、中山芝2200mの成績は優秀であり、適性としても大きな問題はない。

・ナカヤマナイト
時計がかかる馬場向きで、中山コースは合っている。ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタをはじめ、ステイゴールド産駒には急坂コースの2200〜2500mには高い適性をもつタイプが多く、この馬も条件としては悪くない。

・トーセンレーヴ
速い上がりを使える点が長所。中山は初となるが、その意味では、中山より東京の方が力を出しやすいタイプと推測される。

・ゲシュタルト
セントライト記念では惨敗したものの、オールカマーの2着から適性的メンバー上位。好走の多くが頭数の半分より内に入ったときである「内枠巧者」であり、もう少し内がほしかったが、コース形態と頭数を考慮するとこなせる範囲。



■展望
中山芝2200m〜2500mの重賞は独特の適性があり、ここならではの巧者が現れやすいコース。その代表格はマツリダゴッホであるが、トウショウナイト、トウショウシロッコ、エアシェイディなども、高齢まで何度もしぶとくこの舞台で好走を続けた「巧者」である。

その意味では、2009年、2010年と本レースを連覇しているネヴァブションは素直に評価したい。雨が降って馬場が悪くなりそうなのも、パワーが長所のこの馬にはプラスとなる。

オールカマーで好走したゲシュタルトも、適性を示している点では心強い。

ただし、このレースについては迎える人気馬も強力。特にルーラーシップ、ナカヤマナイトの2頭は、ともに父がこのコース向きの産駒を多く輩出している種牡馬であり、適性的に大きなマイナス点がない。

頭数が少ないうえに、人気馬が悪くないレースということで、購入するならばいつもより本線を絞りたい。

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(競馬天気:「重賞×オープン馬分析」より)

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