2014年06月26日

【宝塚記念】ウインバリアシオン悲願へ ムチ一発で3馬身先着

「悲願」の看板を背負うウインバリアシオンの最終追い切りは、CWコースでの3頭併せで行われた。前に3歳未勝利の2頭(メイショウロッソ、マルカブレイク)を見る形。直線で気合を付けられると、その姿はいつの間にかメイショウロッソの3馬身前にあった。6F81秒2〜1F12秒8で見た目にも時計以上の鋭さを発揮だ。 【宝塚記念】

 手綱を取った岩田は「ラスト1ハロンで気合を入れる程度。抜け出してから一発(ムチを)入れました」と説明。好感触を確認すると、パートナーのセールスポイントに「乗りやすさと瞬発力」を挙げた。さらに「不良馬場でも苦にしない」と馬場状態も問わない点も挙げた。さらには「長期休養から復帰した凄い馬。まだ無冠なのでその思いをレースにぶつけたい」と、ウインバリアシオン陣営が掲げる「悲願」をしっかりと受け止めた。

 その岩田が会見を終えて帰路を急ぐ単車にまたがった際、意外そうな顔を浮かべた。「そうか…、ファン投票2位なんやね」。ファン投票3位が国内・海外でG1・6勝を挙げたジェンティルドンナ。その馬を超えた得票数に驚いているのだ。岩田は過去にジェンティルドンナの主戦だった。さらにはファン投票1位のゴールドシップとも、今春の阪神大賞典でコンビを組んで勝っている。立場上、比較論ができるはずはない。だが“3強”を知る男は「それぞれに弱点はあるかもね」と含みを持たせた。

 振り返れば3歳時のクラシックは怪物オルフェーヴルの壁があった。屈腱炎で1年半のリタイアを経た昨年の有馬記念ではまたもや同じ壁。オルフェーヴルの引退Vに花を添えるかのような結果だった。

 前走・春の天皇賞でも、もう少しで手が届きそうな2着惜敗。松永昌師は「結果がほしい。いつも負けているが、運があれば何とかなるのかな」と人情派らしい言葉で締めくくった。“機は熟した”と信じたい。

(スポニチアネックス)