2013年11月14日

【マイルCS】ダノンシャーク12秒9!3度目の正直へ切れ味UP

マイルCSの追い切りでは前哨戦を制した2頭の元気の良さが目立った。富士S快勝のダノンシャークは、栗東坂路で重いウッドチップをものともせず、鋭く伸びて好調をアピール。 【マイルCS】

 水分をたっぷり含んだ馬場でも、しまいはさすがの切れ味だった。ダノンシャークの追い切りは福永を背に坂路。道中、ツルオカハチマン(4歳1000万)を見ながら、ぴたりと折り合って絶好の手応え。ラスト1Fは馬体を併せた追い比べ。両者譲らず併入してゴール。4F54秒6、1F12秒9。時計を要した時間帯で1F13秒を切ったのは大いに評価していい。

 昨年のエプソムC2着以来のコンビとなる福永。2週続けて追い切りに騎乗し、感触の良さをストレートに伝えた。「タフな馬場でも時計、動きとも良かった。高いレベルで安定。充実している」

 昨年のマイルCSは、投票当日の木曜に他馬が回避、ギリギリで出走順位18番目に繰り上がった。レースでは直線でさばきにくいシーンもあって6着。あれから1年。心身ともに大きく成長を遂げた。今年はマイル戦に特化し、スポニチ賞京都金杯を勝って絶好のスタート。安田記念でも見せ場の多い競馬で3着。富士Sも着差(3/4馬身)以上に強い競馬で完勝。賞金面での心配もなくなり、常に目標を置きながら調整できることで好循環に入った。

 大久保龍師は「去年は賞金が微妙で、マイルCS目がけてバシッという調整ではなかった。今年は思い通りの臨戦過程で、(スワンSから中2週だった)去年より1週ゆとりもあり、リフレッシュさせることができた。落ち着きがあって状態はベスト」と言う。目標に向けて、きっちり馬をつくり上げ、その言葉には自信がみなぎっていた。

 デビュー前から素質を高く評価されていたディープインパクト産駒。狙い通りにレースを使えることの喜びをかみしめつつ、3度目のG1チャレンジで頂点を狙っていく。

(スポニチアネックス)