2011年12月17日

上がり3ハロンで見る朝日杯フューチュリティS〜アルフレードほか1頭

中山芝1600mで行われる2歳G1・朝日杯フューチュリティS。今年は現時点で混戦ムードが漂っており、一筋縄ではいかない印象。加えてコース形態特有の内枠有利という傾向から、枠順も大きく結果を左右しそうだ。

過去10年、朝日杯フューチュリティSにおける上がり3ハロン最速馬の成績は【4・2・1・4】複勝率63.6%。切れ味を存分に発揮できる舞台とは言い切れないが、近5年に限定すると上がり3ハロン最速馬は4勝を挙げており、傾向に変化が生じている可能性も否定できない。

そこで今回も上がり3ハロン最速を使った回数と上がり3ハロン最速率を出していくわけだが、2歳戦ということで近5走を比較材料とした最速上がりと上がり3ハロン3位以内を使った回数については割愛させていただくこととする。また、ここではキャリア2戦以上の馬・芝レースを対象とした。


(左から馬名、最速上がり3ハロン、上がり3ハロン最速計時回数、上がり3ハロン最速率)

・アルフレード 32.5秒 2回 100%
・レオアクティブ 33.6秒 5回 83.3%
・トウケイヘイロー 33.6秒 3回 75.0%
・ヒシワイルド 33.8秒 2回 66.6%


裏街から頭角を現してきたアルフレードが世代屈指の切れモノ・レオアクティブを差し置いてトップの数値を叩き出した。特に前走は上がり3ハロン32.5秒という破格の切れ味で差し切っており、中山芝1600mでも上がり3ハロン最速での勝利実績がある点も評価できる。

京王杯2歳Sを制したレオアクティブはどうか。同馬が唯一上がり3ハロン最速を外したのは中山芝1600mで行われた芙蓉Sということで、コース適性に関しては不安が残る。【2・1・0・0】という成績が示すように左回り・芝1400mは現状同馬がもっとも得意とする条件であり、この条件替りはマイナスにはなれどプラスにはならないだろう。

では、今度は上記4頭が上がり最速で勝ったレースにおける「上がり3ハロン2位だった馬との上がりタイムの差」を比較してみたい。そうすることで、その馬の上がり3ハロンが絶対的なものか相対的なものかを弾き出すことができる。

・レオアクティブ 33.6秒→次位との差0.6秒
・ヒシワイルド 33.8秒→次位との差0.4秒
・トウケイヘイロー 33.6秒→次位との差0.4秒
・アルフレード 32.5秒→次位との差0.1秒


この視点で比較した際、数字だけを見れば「レオアクティブの上がり3Fは絶対的なものである」と断言することができる。同馬は未勝利勝ちのときも次位に0.6秒の差をつけており、突き抜けるときはどこまでも鮮やか。上がり3ハロン最速がそのまま結果に直結している近年傾向から軽視は禁物だ。

当欄では、アルフレード、レオアクティブの2頭を推奨馬とする。

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