2011年12月16日
有馬記念傾向をデータで分析!【連載その5】
いよいよ有馬記念まで2週間と迫ってきました。競馬ファンのみならず世間を巻き込んで有馬記念一色になるほどのレースだけに、何としてもオイシイ思いをしたいところです。
そこで競馬天気では土日を除く10日間、2011年有馬記念の有力馬やレース傾向、さらにはサインや世相馬券といったオカルトチックなものまでありとあらゆるデータを分析していきます!ぜひ10日間の連載をお楽しみください!
【連載1】サイン馬券編はこちら
【連載2】騎手編はこちら
【連載3】血統編はこちら
【連載4】ローテーション編はこちら
さて、第5弾となる今回は有馬記念におけるデータ・傾向について分析していきます。
有馬記念が行われる中山芝2500mはかなり特殊なコースで、コーナーを実に6回も通過するコース。それゆえ向き・不向きがはっきりと出てしまいます。
ここに面白いデータがあります。
古馬G1戦線には競馬場を2周するコースがふたつあります。ひとつが天皇賞・春、そしてもうひとつが有馬記念。もうこれぐらいの距離は長距離として分類されるので、さぞかし関連性は強いと思いきや・・・過去10年の天皇賞・春勝ち馬の有馬記念成績はこんな感じでした。
【1・0・0・5】
勝ったのはディープインパクトのみということで、これはもう例外として見ていいでしょう。3〜4コーナーで助走をつけることができ、直線も長い外回りの天皇賞・春に比べて、直線が短く助走をつけることができない有馬記念。適性があまりにもかけ離れているんですよね。2011年天皇賞・春の1,2着馬であるヒルノダムール、エイシンフラッシュにとっては嫌なデータです。
じゃあ反対に、有馬記念と相性の良いデータは?
ここでは「超穴馬」という視点で傾向を分析していくことにしましょう。過去10年の有馬記念での代表的な穴馬は以下の通りです。
・アメリカンボス
・タップダンスシチー
・シルクフェイマス
・マツリダゴッホ
・アドマイヤモナーク
・エアシェイディ
で、これらの馬には以下のような共通点がありました。
・中山芝2200〜2500m重賞連対歴
・同年での重賞2勝以上実績
・内枠
「餅は餅屋」とはよく言ったもので、大穴をあけた馬のほとんどが中山芝2200〜2500m重賞連対歴を持っていたんですよね。あと、季節的なところで言えば冬の重賞勝利実績があればなおプラス。時計のかかる冬の芝って結構独特なので。
2011年有馬記念の出走予定馬のうち、これを満たす穴馬はというと・・・トゥザグローリー、ルーラーシップ、レッドデイヴィスあたり。大波乱の有馬記念を演出する可能性は十分かも!?
◇来週は「有馬記念傾向をデータで分析!オルフェーヴル編」をお送りします!(続)
(競馬天気:有馬記念特別企画)
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