2011年10月21日

菊花賞×上がり3F〜切れと粘りを兼ね備えたフレールジャックが三冠阻止の第一候補に

京都芝外回り・3000mで行われる3歳牡馬クラシック最終戦・菊花賞。「もっとも強い馬が勝つ」と言われてきたレースだが、過去10年で1番人気馬の勝利はわずか2回。むしろ近年は荒れるレースとしての印象が強く、長距離戦を戦う難しさが垣間見えている。

過去10年、菊花賞における上がり3F最速馬の成績は【2・4・1・3】複勝率70.0%。まずまずの成績を残している一方で上がり3F4位以下の馬が4勝を挙げており、必ずしも切れ味がそのまま結果に結び付くわけではないという側面を持つ。また、切れ味を武器とする馬にしても、ある程度好位につけないと差し損ねの可能性は十分だ。


そこで今回は、上がり3F最速を使った回数と上がり3F最速率、さらに「上がり3F3位以内を使わずに馬券圏内に入った確率」を挙げることとする。

(左から馬名、最速上がり3F、上がり3F最速計時回数、上がり3F最速率)

・オルフェーヴル 32.8秒 7回 77.7%
・ショウナンマイティ 33.6秒 5回 62.5%
・ウインバリアシオン 33.6秒 4回 50.0%
・フレールジャック 33.6秒 2回 50.0%

(左から馬名、上がり3F3位以内を使わずに馬券圏内に入った確率)

・フレールジャック 100%
・ユニバーサルバンク 50.0%
・ベルシャザール 40.0%


上記の表いずれにも載っている馬はフレールジャックのみ。キャリア4戦とまだまだこれからの馬といった印象だが、上がり3F33.6秒での勝利から上がり3F35.7秒での勝利までさまざまなタイプの上がり3Fを経験している点は心強い。

上がり3F最速率のところではさすがにオルフェーヴルが抜けているが、上がり3F最速を使わずに馬券圏内に入ったことがない点をどう見るか。それはショウナンマイティ、ウインバリアシオンにも言えることであり、近年の傾向を踏まえればユニバーサルバンク、ベルシャザールの巻き返しというシーンも想定しておきたいところだ。

当欄では、フレールジャック、オルフェーヴル、ユニバーサルバンク、ベルシャザールの4頭を推奨馬とする。