2011年09月28日
フレールジャック、前に壁を作れる内枠替りなら菊花賞でも上位争い
【4回中山5〜6日目馬場傾向】
中山芝は5・6日目ともに良/水少。500万下・芝2000mで1分59秒台の時計が出たように、依然として高速馬場。さすがに開幕週ほど速くはないが、9月の中山らしい馬場となっている。ただ、差し・追込がまったく利かない馬場というわけではなく、道中インで脚を溜めて直線外へ→そのまま突き抜けるというのが好走パターンとなっていた。馬場差は内外の有利不利なくフラットな状態だった。
中山ダートは5日目が稍重/水少→5Rから良/水多、6日目が良/水少。馬場が渋った土曜日は後半から馬場が一気に乾き始め、ながつきSでは渋った馬場に実績のない馬が上位を占めた。ただ、日曜ダートは1200mの茨城新聞杯で1分10秒3の好時計が出ており、負荷の軽いダートとなっていた点には注意が必要だ。
●4回中山5日目 9R 4着サウンドバラッド
内枠の差し馬が1〜3着を占めた特殊なレースで外枠から果敢に仕掛け、4着に粘った。同馬は右回り【0・0・0・3】に対し、左回り【1・0・2・3】と回りの違いで成績がはっきりと分かれる馬であり、左回りの東京替りで巻き返しが期待できそうだ。
●4回中山6日目 5R 1着アルフレード
ほとんど2着馬が勝ったような流れだったが、坂を上ってからの瞬発力が素晴らしく、あっさり差し切った。中山芝で上がり3F34.1秒というのは特筆すべきものがあり、同じシンボリクリスエス産駒のサンカルロのようになっていきそうだ。東京の瞬発力勝負には向いていないかもしれないが、今後注目したい1頭だ。
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【5回阪神5〜6日目馬場傾向】
阪神芝は5・6日目ともに良/水少。今週は台風の影響で芝刈りができなかったとのことで、超スローの神戸新聞杯を例外として特に内回りコースで時計・上がりを要する差し・追込決着が多かった。血統的にはトニービンやファルブラヴなど時計のかかる洋芝を得意とする血統を持つ馬の激走が目立っていた点にも注意したい。
阪神ダートは5日目が稍重/水少→2Rから良/水多→10Rから良/水少、6日目が良/水少。特に目立った傾向は見られなかったが、内枠→外枠替りで激走をかます馬が多かった。
●5回阪神5日目 12R 3着メイショウセトウチ
芝1200mの未勝利を勝ち上がったばかりということで10番人気に甘んじていたが、3着に入る好走を見せた。同馬は芝で良/水多〜不良【0・0・0・1】に対し、良/水少【1・2・1・0】ということでパンパンの良馬場ならこれくらい走れるということだろう。この手の馬は渋った馬場であっさり惨敗してしまうこともあるが、今回のような馬場なら軽視は禁物だ。
●5回阪神6日目 11R 3着フレールジャック
3戦3勝と底を見せていない点からダービー1,2着馬に次ぐ3番人気の支持を集めたが、2頭との力差を感じさせる3着。とはいえ今回は2頭より後方に構えるといういかにも「はかった」競馬。2番手から抜け出して勝利を収めた2戦目のように前に行っても問題ない馬なので、前に壁を作れる内枠を引いて先行できれば菊花賞でも可能性を感じさせる1頭だ。
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【2回札幌5〜6日目馬場傾向】
札幌芝は5・6日目ともに良/水少。今週からB→Cコース替りだったがとりわけ時計が速くなった印象はなく、外枠を引いた馬の好走が目に付いていたようにやや外差し馬場か。インから馬群をこじあけて突き抜けるといったシーンが見られなかった点から、想像以上にインが悪い馬場なのかもしれない。
札幌ダートは5日目が良/水多、6日目が良/水少。土曜日は含水率9.7%が示すように完全に乾き切った良馬場ではなく、気温の低さも相まってパサパサのダートにはならなかった。ダート1700mでは相変わらずマクリ差しが利いていた。
●2回札幌5日目 10R 1着オリエンタルジェイ
ダート2戦目であっさり現級を突破した。今回は頭数・相手に恵まれた感があるが、行き脚が付いた点は評価できる。ゴチャつく可能性の高い中山ダート1800mでは不安が残るが、芝も走れる特徴から東京ダート1600m・外枠という条件なら積極的に狙ってみたい。
●2回札幌6日目 9R 3着コスモサイキック
現級で2度の2着がある馬だが、3着に敗れてしまった。とはいえ札幌1500mで外枠から先行し、出し抜けを食らう形での3着なら悲観する内容ではない。阪神・京都外回りでの好走実績から直線の長いコースが向いている印象があり、次走東京or京都外回りを使われるようなら巻き返しは必至だ。
(競馬天気:月曜コラム「馬場×次走注目馬」より)