2010年11月16日
セラフィックロンプ、典型的な季節巧者で半年以内は再度の激走に注意
●11月13日 福島5R 1着メイショウダグザ
ヒヤシンスS5着、伏竜S3着の実績が示すように能力の高さは折り紙つきだったが、ようやく完全復調したようだ。1分44秒5という勝ち時計は1000万クラスで優に通用するものであり、毎年現れるダート路線の「冬の上がり馬」最有力候補として期待したい。
●11月13日 東京11R 6着ロビンフット
3勝を挙げている実績がありながら5番人気という低評価だったが、6着と人気とそう変わりない着順に終わった。とはいえ上がり3F33秒4はメンバー中最速であり、洋芝巧者というイメージは捨てたほうがよさそうだ。コスモス賞のレースぶりから距離延長は問題なく、朝日杯FSを飛ばしてゆったりした流れになりやすい共同通信杯3歳Sで狙ってみたい1頭だ。
●11月13日 京都7R 1着エーシンウェズン
今回が初ダートだったが、好位追走から直線抜け出し、楽勝とまでは行かなくとも危なげない勝利だった。センスの良いレースぶりから昇級しても即通用だろう。コンスタントに使い続けることができれば来春までにオープン入りできるはずだ。
●11月14日 福島10R 1着トーセンオーパス
約4ヶ月ぶりのレースだったが、まったく危なげのない楽勝。福島は【2・2・0・0】と連対率100%を誇っており、コース適性の高さがそのまま結果に出た印象だ。ただ、今回の勝ち方で一皮むけた感があるので今後は中央場所に出走したとしても簡単に評価を落とさないようにしたい。
●11月14日 東京11R 1着グロリアスノア
内でもがくケイアイガーベラを尻目に、インでじっくり脚を溜めて抜け出す味な競馬で快勝。フェブラリーS5着、ゴドルフィンマイル4着の経験値がそのまま結果に現れた格好だ。予想欄にも書いたが、この馬は6月〜8月が【0・1・0・3】という成績が示すように暑い時期を苦手としている。今後も暑い時期で嫌い、涼しくなってきた時期で狙うというスタンスを取りたい。
●11月14日 京都11R 7着セラフィックロンプ
重賞連続2着の近走成績から穴人気に推されていたが、7着という結果だった。とはいえ、終始淀みのない流れを2番手から追走し、3着のアパパネとは0.2秒差。近走の成績がフロックでないことを証明した。同馬は8連対中7連対が9月〜5月&12℃〜25℃の比較的過ごしやすい時期でのものであり、このレースでまた人気が下がるようなら向こう半年以内は改めて狙ってみたい。
(競馬天気:月曜コラム「次走注目馬」から)