2010年11月06日
【AR共和国杯】全出走馬データ完全分析
※想定馬場:良/乾 気候/涼
1枠1番
スリーオリオン 内田博
短評:過去10年、オペラハウス産駒の成績は【2・0・1・1】複勝率75%。馬券圏外に敗れた1回が中山開催だったことを考えると、東京2500mでは複勝率100%となる。内田博騎手は東京芝2500mで【0・1・2・6】と未だ未勝利だが、血統の相性を生かしてどこまで。
馬場【4・4・4・13】
気候【2・0・1・2】
季節【1・1・2・4】
1枠2番
トーセンジョーダン 三浦
短評:過去10年、前走アイルランドT組の成績は【0・0・0・2】。同馬は2000mまでの距離経験しかないが、過去10年のアルゼンチン共和国杯の連対馬はすべて2200m以上の距離での勝利経験があった。距離克服が最大の鍵となりそうだ。
馬場【4・1・0・2】
気候【1・0・0・1】
季節【2・1・0・1】
2枠3番
シルクネクサス 小林淳
短評:過去10年、前走京都大賞典6着以下の馬はアルゼンチン共和国杯で【1・1・0・16】という成績で、連対した2頭は東京2500m重賞での連対歴があった。東京で馬券圏内に入ったことのない同馬にとって厳しいデータだ。
馬場【7・3・2・27】
気候【1・1・0・8】
季節【2・1・0・10】
2枠4番
スマートステージ 柴田善
短評:過去10年、前走10着以下だった馬の成績は【1・0・0・25】で、14着から1着に巻き返したミヤビランベリには東京2500mの重賞勝ちがあった。重賞勝ちがない同馬にとっては厳しいデータだ。ジャングルポケット産駒はアルゼンチン共和国杯で【0・1・1・2】複勝率50.0%。
馬場【3・2・0・10】
気候【1・1・0・3】
季節【2・0・0・2】
3枠5番
エアジパング 柴山
短評:過去10年、前走10着以下だった馬の成績は【1・0・0・25】で、14着から1着に巻き返したミヤビランベリには東京2500mの重賞勝ちがあった。同馬は過去アルゼンチン共和国杯に2度参戦しているが、ともにふた桁着順。ステイヤーズSへの叩き台と見るのが正解か。
馬場【4・1・1・11】
気候【3・0・0・3】
季節【3・2・1・3】
3枠6番
シグナリオ 北村宏
短評:過去10年、前走オクトーバーS組の成績は【1・2・1・4】複勝率50.0%だが、出走馬はすべてオクトーバーSで3着以内に入っていた。手塚厩舎は東京重賞での成績が【0・1・5・20】だが、アルゼンチン共和国杯で【0・1・1・2】複勝率50.0%と好相性の父ジャングルポケットの力で上位進出を狙いたい。
馬場【3・4・2・8】
気候【1・1・1・5】
季節【0・0・0・5】
4枠7番
コスモヘレノス 中谷
短評:過去10年、前走1000万下を勝ち上がって参戦した馬の成績は【2・1・1・5】複勝率44.4%。馬券圏内に入った4頭中3頭が2200m以上の距離を勝ち上がっていた。2000mの距離を勝ち上がった同馬はややマイナスか。グラスワンダー産駒はアルゼンチン共和国杯で【1・1・0・0】連対率100%を誇る。
馬場【2・0・0・6】
気候【1・0・0・0】
季節【1・0・0・3】
4枠8番
トリビュートソング 勝浦
短評:過去10年、前走アイルランドT組の成績は【0・0・0・2】。グラスワンダー産駒はアルゼンチン共和国杯で【1・1・0・0】連対率100%。昨年2着のアーネストリーと父・母父がまったく同じであり、血統的にこの舞台はプラスだろう。勝浦騎手は東京2000m以上の重賞を【0・0・2・39】と決して得意にしているとは言えないが・・・
馬場【3・2・4・3】
気候【2・0・0・2】
季節【1・0・2・1】
5枠9番
ジャミール 大庭
短評:過去10年、前走オールカマー組の成績は【0・0・1・12】。馬券圏内に入った馬はオールカマー2着からの参戦だっただけに、オールカマー5着というのが引っかかる。ただ、2009年以降斤量56kg以下では【4・5・3・0】と一度も馬券圏内を外していないだけに、56kgという斤量はプラス材料だろう。
馬場【4・4・4・4】
気候【1・2・3・1】
季節【1・2・1・3】
5枠10番
トウショウウェイヴ 吉田豊
短評:過去10年、前走毎日王冠組の成績は【1・0・0・6】。勝ち馬には東京2500m重賞の連対歴があった。重賞連対歴のない同馬には厳しいデータだが・・・この馬自身、1800mからの距離延長時は【3・0・1・0】と複勝率100%で、好走ローテに望みをつなげたいところだ。
馬場【5・2・0・7】
気候【2・0・1・1】
季節【3・1・0・2】
6枠11番
レッドアゲート 武士沢
短評:過去10年、牝馬の成績は【0・0・0・8】。前走札幌組の成績は【1・2・0・11】。51kgの斤量を生かしたいところだが、52kgで臨んだ春のメトロポリタンSで今回出走する3頭に1秒近い差をつけられてしまっているだけに、ここでは厳しいか。
馬場【2・2・2・16】
気候【0・1・0・6】
季節【0・0・1・5】
6枠12番
マイネルスターリー 松岡
短評:過去10年、前走アイルランドT組の成績は【0・0・0・2】。同馬は2000mまでの距離経験しかないが、過去10年のアルゼンチン共和国杯の連対馬はすべて2200m以上の距離での勝利経験があった。スターオブコジーン産駒は芝2500mで【0・1・0・15】。東京2500m以上の重賞で【1・3・2・7】複勝率46.1%を誇る松岡騎手の相性の良さを生かしてどこまで。
馬場【7・1・1・9】
気候【0・0・0・8】
季節【3・1・1・3】
7枠13番
ドリームフライト 酒井
短評:過去10年、前走10着以下だった馬の成績は【1・0・0・25】で、14着から1着に巻き返したミヤビランベリには東京2500mの重賞勝ちがあった。重賞勝ちがない同馬にとっては厳しいデータだ。東京・斤量50kgはダイヤモンドS3着以来ということで、好条件替りを味方につけたいところだ。
馬場【5・0・0・24】
気候【1・0・0・8】
季節【0・0・0・13】
7枠14番
グラスゴッド 伊藤工
短評:過去10年、前走オクトーバーS組の成績は【1・2・1・4】複勝率50.0%だが、出走馬はすべてオクトーバーSで3着以内に入っていた。斤量50kgの馬は【0・1・0・7】と不振傾向にあり、同馬は芝・ダート含めて東京で【0・0・0・8】と良績がなく、さすがにここでは厳しいか。
馬場【2・2・0・22】
気候【0・0・0・5】
季節【1・0・0・9】
7枠15番
ゴールデンメイン 太宰
短評:過去10年、前走京都大賞典5着内馬はアルゼンチン共和国杯で【3・1・3・10】複勝率41.1%と相性が良いが、10歳馬の重賞勝利はアサカディフィートのみ。太宰騎手は重賞で【0・8・6・95】、東京芝で【0・0・1・12】と勝利実績はないが・・・
馬場【2・1・1・10】
気候【1・1・0・5】
季節【0・0・2・3】
8枠16番
マキハタサイボーグ 小野寺
短評:過去10年、中10週以上の休み明けで臨んだ馬の成績は【1・2・0・10】だが、東京で行われたアルゼンチン共和国杯で連対した2頭には東京重賞の勝ち鞍があった。2007年のステイヤーズS以降、馬券圏内がない同馬にとっては厳しいデータだ。小野寺騎手はこれが重賞初騎乗。
馬場【5・1・0・20】
気候【1・0・0・3】
季節【3・0・0・11】
8枠17番
カネトシソレイユ 田中博
短評:過去10年、前走10着以下だった馬の成績は【1・0・0・25】で、14着から1着に巻き返したミヤビランベリには東京2500mの重賞勝ちがあった。重賞勝ちがない同馬にとっては厳しいデータだ。フレンチデピュティ産駒はアドマイヤジュピタが2007年に勝利を収めている。
馬場【2・0・6・12】
気候【0・0・0・3】
季節【0・0・2・6】
8枠18番
ゴールデンハインド 蛯名
短評:過去10年、前走10着以下だった馬の成績は【1・0・0・25】で、14着から1着に巻き返したミヤビランベリには東京2500mの重賞勝ちがあった。重賞勝ちがない同馬にとっては厳しいデータだ。ちなみに逃げ馬の成績は【1・0・1・8】で、こちらも勝ったのはミヤビランベリのみである。
馬場【3・0・0・1】
気候【0・1・1・1】
季節【0・0・0・3】
【見解】
伝統のハンデ重賞・アルゼンチン共和国杯。今年はトップハンデがトーセンジョーダン、マイネルスターリーの57kg、最軽量がグラスゴッド、ドリームフライトの50kg。トップハンデが57kgというのは2001年以来のことで、そのときは準オープンを勝ち上がったばかりのトウカイオーザが初重賞制覇を成し遂げ、ハッピールック、シングンペラという3歳馬2頭がそれぞれ2,3着に入っていた。
想定馬場は良/乾。芝経験そのものが少ないゴールデンハインドの【3・0・0・1】は芝で走ったすべてのレースに該当するもので、数字をそのまま鵜呑みにするわけにはいかない。それなら良/乾で【7・1・1・9】、良/湿で【0・0・0・5】と同じ良馬場でもはっきりとした違いが出ているマイネルスターリーの巻き返しを想定したほうが良いだろう。
気候・季節実績で取り上げたいのはトウショウウェイヴ。全6勝中5勝を10月〜2月に挙げており、寒くなる時期に調子を上げてくるタイプだ。
(競馬天気)