2010年06月27日

【宝塚記念】伏兵ナカヤマフェスタGI初制覇!ブエナは2着惜敗

第51回宝塚記念(27日、阪神10R、GI、3歳上オープン国際、定量、芝2200メートル、1着本賞金1億3200万円=出走17頭)柴田善臣騎手騎乗の8番人気ナカヤマフェスタ(牡4、美浦・二ノ宮厩舎)が直線しぶとく伸びてGI初制覇を果たした。勝ちタイムは2分13秒0(稍重)

 1/2馬身差の2着には横山典弘騎手騎乗の1番人気ブエナビスタ(牝4、栗東・松田博厩舎)、3着には佐藤哲三騎手騎乗の3番人気アーネストリー(牡5、栗東・佐々木昌厩舎)が入った。グランプリ連覇を狙った池添謙一騎乗の4番人気ドリームジャーニー(牡6、栗東・池江寿厩舎)は4着、昨年のダービー馬で安藤勝己騎手騎乗のロジユニヴァース(牡4、美浦・萩原厩舎)は13着に敗れた。

 レースはナムラクレセントが逃げる展開に。勝ったナカヤマフェスタは中団からやや後ろ目でレースを進めた。ブエナビスタは4番手、ジャガーメイルは中団に付けた。4コーナーから徐々に前方へ進出したナカヤマフェスタは直線で叩き合うブエナビスタとアーネストリーを外から一気に差しきった。

 レースを制した柴田善騎手は「気の悪さも出さず、気分よく走っていました。やんちゃなところはある馬ですが、道中はスムーズにうまくいきました。力のある馬ですし、まじめに走ればという感じです。今日は100%の力を出せてよかったです。無事にいってくれれば(秋も)期待できると思います」と嬉しそうに話した。

 ナカヤマフェスタは、父ステイゴールド、母ディアウィンク、母の父タイトスポットという血統で、通算10戦5勝。重賞は08年東京スポーツ杯2歳S(GIII)、09年セントライト記念(GII)に続き3勝目。柴田善騎手、二ノ宮調教師ともに同レース初勝利となった。

6月27日15時52分 サンケイスポーツ