2010年10月09日

【毎日王冠】全出走馬データ完全分析

※想定馬場:不良/気候:暖

1枠1番
ネヴァブション 田中勝
短評:過去10年、前走宝塚記念組の成績は【4・0・2・13】複勝率31.6%。宝塚記念5着内馬に限定すると【3・0・0・4】勝率42.8%。ただ、典型的な叩き良化型&涼〜寒の時期に6勝を挙げている冬馬でもある。ちなみに田中勝騎手は過去10年で7回毎日王冠に騎乗し、人気下回ったのは1回のみ。

馬場【0・0・0・0】
気候【0・0・0・6】
季節【2・1・0・8】
予想:本紙▲ 田原→注 馬場○

2枠2番
ペルーサ 安藤勝
短評:過去10年、毎日王冠に出走した3歳馬の成績は【0・0・0・7】。ゼンノロブロイ産駒は東京芝1800mで【2・2・4・15】複勝率34.8%。ちなみに東京芝2000mでは【3・3・4・2】複勝率83.3%という驚異的な成績を残しており、データ的に狙いは次の天皇賞・秋という解釈もできるが・・・

馬場【0・0・0・0】
気候【2・0・0・0】
季節【1・0・0・0】
予想:本紙→注 田原△ 気候△1

3枠3番
エイシンアポロン 蛯名
短評:過去10年、毎日王冠に出走した3歳馬の成績は【0・0・0・7】。稍重で2勝を挙げているように道悪巧者であり、馬場が予想以上に渋るなら一考も。

馬場【0・0・0・0】
気候【0・1・0・0】
季節【1・1・0・1】
予想:本紙△ 田原▲ 馬場◎

4枠4番
アリゼオ 福永
短評:過去10年、毎日王冠に出走した3歳馬の成績は【0・0・0・7】。シンボリクリスエス産駒は東京芝1800mで【8・14・14・65】複勝率35.6%だが、オープンクラスでは2・3歳限定戦での3着が最高。勝ち切るまでは難しいかもしれない。

馬場【0・0・0・0】
気候【1・0・0・0】
季節【1・0・0・0】
予想:気候×

5枠5番
ショウワモダン 後藤
短評:過去10年、安田記念勝利後の休み明けで臨んだ馬の成績は【0・2・0・0】連対率100%。斤量59kgを背負った馬は【0・1・2・3】複勝率50%で、勝ち切れないまでも大崩れはないといった印象。馬場は渋れば渋るほど歓迎だろう。

馬場【2・0・1・1】
気候【0・2・1・3】
季節【2・2・0・3】
予想:本紙○ 田原◎ 気候△4

6枠6番
マイネルスターリー 松岡
短評:過去10年、前走札幌記念組の成績は【0・2・0・6】複勝率25%。連対した2頭には札幌記念3着以内・マイルでの勝ち鞍という共通点があった。スターオブコジーン産駒は東京芝1800mで【0・0・3・38】と未だ勝ち星なし。突き抜けるまでは厳しいが、気候との相性の良さでどこまで。

馬場【0・0・0・0】
気候【6・1・1・1】
季節【3・1・1・2】
予想:本紙× 気候◎

7枠7番
シルポート 酒井
短評:過去10年、前走オールカマー組の成績は【0・0・3・9】複勝率25%。馬券圏内に入った3頭には芝1800m重賞の勝ち鞍があった。2007年〜今年の春開催までの東京芝1800m開催1〜2日目のホワイトマズル産駒の成績は【4・1・0・5】連対率50%だけに相性の良さを生かしてどこまで。

馬場【0・1・0・0】
気候【3・2・0・2】
季節【1・0・0・6】
予想:本紙▲ 気候○

7枠8番
トウショウウェイヴ 吉田豊
短評:過去10年、前走エプソムカップ組の成績は【0・0・0・4】。4頭中3頭はエプソムカップを勝って臨んだ馬だが、まったく勝負にならなかった。格上馬が強いレースでもあり、ここではやや割引か。

馬場【0・0・0・1】
気候【2・3・0・4】
季節【3・1・0・1】
予想:馬場△1 気候▲

8枠9番
スマイルジャック 三浦
短評:古馬になってから馬券圏内に入った5レースはすべて芝1600mでのものだが、2・3歳時とはいえ芝1800mは【1・1・2・1】と決して不得意ではない。タニノギムレット×サンデーサイレンスの東京芝1800mでの成績は【3・5・2・12】複勝率45.5%。

馬場【1・0・0・0】
気候【2・2・1・4】
季節【1・2・1・6】
予想:本紙△ 田原○ 気候△2

8枠10番
アドマイヤメジャー 吉田隼
短評:過去10年、前走朝日チャレンジカップ組の成績は【【0・0・0・10】。また、同馬は東京コース未出走だが、過去10年の連対馬はすべて東京コースでの出走歴があった。経験値という面ではやや不利か。

馬場【0・0・1・0】
気候【1・0・0・1】
季節【0・0・1・3】
予想:本紙◎ 馬場▲ 気候△3


【見解】
先週はギリギリ持ちこたえたが、今週は渋った馬場での競馬が濃厚。開幕週の東京といえば高速馬場&速い上がりの競馬になりがちだが、今開催に関しては雨による影響でやや時計のかかるコンディション。コース適性以上に馬場適性が問わる一戦となりそうだ。

想定馬場は不良。開幕週だけに極端に時計がかかるとも思えないが、それでもレースに支障をきたすレベルではあるだろう。それを踏まえると、【2・0・1・1】の不良馬場実績があるショウワモダンは休み明け&59kgとはいえ軽視できない。

気候・季節実績で抜けているのはマイネルスターリー。気候【6・1・1・1】季節【3・1・1・2】は極めて優秀で、暑過ぎず、寒過ぎないこの時期がもっとも走りやすい馬なのだろう。ただ、良/乾【7・1・1・9】良/湿【0・0・0・5】の成績が示すようにパンパンの良馬場がベストで、渋った馬場は同馬にとってマイナス材料と言えるかもしれない。

(競馬天気)