2012年05月06日

ジャスタウェイ×NHKマイルカップ×福永祐一。あらゆるデータを分析!

NHKマイルカップが行われる今週。3歳クラシック路線は皐月賞で上位馬が決まってしまった感があり、あとはトライアルから新星が登場するのを待つのみといった雰囲気。キングカメハメハ、ディープスカイというダービー馬2頭を輩出したNHKマイルカップとて例外ではありません。

そこで競馬天気では金曜日から日曜日までの3日間、2012年NHKマイルカップを馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この3日間の連載をお楽しみください!

さて、最後となる今回はアーリントンカップを大外一気の末脚で制したジャスタウェイについて分析していきます。

【連載1】カレンブラックヒル×NHKマイルカップ×秋山真一郎
【連載2】マウントシャスタ×NHKマイルカップ×岩田康誠


【1】ジャスタウェイと東京芝1600mとの相性は?

芝1600mで【2・1・0・0】連対率100%を誇るジャスタウェイ。1800mでは【0・0・0・2】ということで、現状1600mベストであることに間違いないでしょう。

ならばここでも最有力・・・と言いたいところですが、問題はジャスタウェイの好走歴が新潟外回り1600m・阪神外回り1600mしかない点。この2コースは大外一気が利きやすいコースなんですよね。

NHKマイルカップが行われる東京芝1600mはというと、グラスエイコウオー、ジョーカプチーノといった逃げ・先行馬&ロジック、ファイングレインといった内枠を利してインから差してくる馬と好相性。脚質的には不向きと言わざるを得ません。


【2】ジャスタウェイのローテーションは?

過去10年、中10週以上の間隔で臨んだ馬の成績は【0・0・0・8】複勝率0%。やはりというか、過去に好走歴のない鬼門ローテとなっています。

そもそもジャスタウェイ自身がニュージーランドTを直前になって回避したという事情があります。より流れの速い中山芝1600mを経験させておくことで「ちゃんとした」1600mの流れに対応させる意図もあったでしょうが、それが叶わなかった。ハイペースになれば追走に脚を使ってしまいタメるポイントを失ってしまう可能性もあり、ニュージーランドTを使えなかった点は想像以上に痛いと思います。


【3】ジャスタウェイの血統は?

ジャスタウェイの父はハーツクライ。ウインバリアシオン、キョウワジャンヌなど暖かい時期を境に力をつけていく、文字通りの春夏血統です。

青葉賞・ダービーのウインバリアシオンを見る限り東京に対する適性に何ら疑う余地はありませんが、東京芝1600mとなると話は別。ハーツクライ産駒の東京芝距離別成績を分けると次のようになります。

◇東京芝1400m【1・3・0・17】複勝率19.0%
◇東京芝1600m【1・4・2・20】複勝率25.9%
◇東京芝1800m【5・2・3・20】複勝率33.3%
◇東京芝2000m【3・2・7・19】複勝率38.7%
◇東京芝2400m【4・5・4・6】複勝率68.4%

東京芝2400mでの圧倒的な成績と比較して、数字が落ちてしまっています。元来ハーツクライ産駒がスタミナに秀でたステイヤー血統ということもあり、スピード優先の東京芝1600mはマイナス材料です。


【4】ジャスタウェイに騎乗予定の福永騎手は?

NHKマイルカップでジャスタウェイに騎乗を予定しているのは福永祐一騎手。過去にはラインクラフトで同レースを制しているように騎手から見たコース実績は申し分ありません。

で、この福永騎手。東京芝G1での成績には面白い傾向があって、春の東京芝G1と秋の東京芝G1とではまるで成績が違うんですよね。

【福永騎手の東京芝G1レース別成績】

(春)
◇NHKマイルカップ【1・0・2・7】複勝率30.0%
◇ヴィクトリアマイル【0・0・1・5】複勝率16.7%
◇オークス【3・1・1・5】複勝率50.0%
◇日本ダービー【0・1・0・11】複勝率8.3%
◇安田記念【0・0・2・12】複勝率14.3%

(秋)
◇天皇賞・秋【0・0・1・8】複勝率11.1%
◇ジャパンカップ【0・0・0・2】複勝率0%

秋のG1シリーズでは連対歴すらありません。春の東京芝G1は3歳戦が多く、「オークス男」の異名を取るように若駒の扱いはお手の物だけに、こういった結果が出ているのでしょう。
(競馬天気:NHKマイルカップ特別企画)

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