2012年04月05日

ジョワドヴィーヴル×桜花賞×福永祐一。あらゆるデータを分析!

桜花賞が行われる今週。1強ムードが一転、トライアルを関東馬がすべて制したことで雲行きが怪しくなってきました。ただでさえ調整が難しいこの時期の3歳牝馬だけに、何が起こってもおかしくありません。

そこで競馬天気では木曜日から日曜日までの4日間、2012年桜花賞を馬、騎手、血統などを中心に分析していきます!この4日間の連載をお楽しみください!

さて、第1弾となる今回は2011年JRA最優秀2歳牝馬・ジョワドヴィーヴルについて分析していきます。


【1】ジョワドヴィーヴルと阪神芝外回り1600mとの相性は?

この項目に入る前に、ジョワドヴィーヴルにとって吉報があります。それは、2006年以降の阪神ジュベナイルフィリーズを制した馬の桜花賞での成績。

【2・1・0・1】複勝率75.0%

これが阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬だと【0・1・0・3】になるわけで、勝つか負けるかは雲泥の差なんですよね。で、その阪神ジュベナイルフィリーズを制したジョワドヴィーヴルは当然コース適性を疑う余地もなく。

前走の敗因はトライアルであったこと、時計のかかる馬場だったことが挙げられます。例年ほど速い時計・上がりが出ていない点が気がかりですが、パンパンの良馬場で切れ味を存分に発揮できればやはり中心となる存在でしょう。


【2】ジョワドヴィーヴルのローテーションは?

過去10年、前走チューリップ賞組の成績は【4・4・3・30】複勝率26.8%。4頭の勝ち馬を輩出している点からわかるように、桜花賞における主要ステップのひとつとなっています。

ジョワドヴィーヴルはそのローテーションで挑むわけですが、不安がまったくないわけではありません。というのも、過去10年で前走チューリップ賞から連対を果たした8頭中7頭が前走2着内馬。前哨戦であっても3着以下に負けちゃダメなんですよね。

アドマイヤムーン、ブエナビスタでジャパンカップを制したとき、天皇賞・秋を叩き台に近い仕上げで臨み見事にジャパンカップで一変させた松田博厩舎だけに余計な心配かもしれませんが、見つけちゃったんだからしょうがない。正直ちょっと不安です。


【3】ジョワドヴィーヴルの血統は?

思えばディープインパクト産駒の初G1制覇は桜花賞のマルセリーナでした。それが示す通り、血統面でこのコースはまったく問題ないでしょう。そもそもこのコースのG1を勝っていますし。

ちなみにディープインパクト産駒がG1で挙げた5連対はすべて前走3着内馬によるもの。リアルインパクトやダノンバラードのような一変は稀で、前走好走馬をそのまま狙うというのがディープインパクト産駒をG1で狙うコツと言えます。


【4】ジョワドヴィーヴルの騎手・福永祐一騎手は?

桜花賞でジョワドヴィーヴルに騎乗を予定しているのは福永祐一騎手。桜花賞とは相性が良く、過去にプリモディーネ、ラインクラフトで制している他に11番人気のエーシンリターンズを3着に持ってきています。

で、この福永騎手。このコースとの相性がメチャクチャ良いんですよね。2009年以降の阪神芝外回り・1600mの成績はこんな感じです。

2009年【3・4・5・17】複勝率41.4%
2010年【10・0・4・19】複勝率42.4%
2011年【7・5・2・18】複勝率43.8%

年々複勝率が上がっているんですよね。人気馬に乗っているからだろうと思われるかもしれませんが、2011年の単勝回収率は122%、複勝回収率は156%。人気とかじゃないみたいです。


◇あすは「アイムユアーズ×桜花賞×ピンナ。あらゆるデータを分析!」をお送りします!(続)
(競馬天気:桜花賞特別企画)

★関連リンク
競馬格言集46「阪神芝1400mは血統の偏りに注目せよ!」

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