2012年03月01日

●格言41「雨上がりの中山芝は逃げ・先行馬を狙え!」

先週「中山開催芝はとにかく逃げ・先行馬有利」「阪神開催芝は洋芝&ダート実績馬に穴妙味」と書きましたが、中山記念は逃げたシルポートが2着に粘り、御堂筋Sでは洋芝で2勝を挙げていたフミノヤマビコが8番人気2着の激走。やはりこの開催は特徴がはっきりしており、今週以降も注意したいところです。

さて、今週の格言に参りましょう。

前述の通り、シルポートが2着に粘った中山記念。この日の中山芝は潮来特別を逃げ切ったスーサングレートなど逃げ馬の天下でしたが、どうも雨上がりの中山芝はインが極端に有利なようで。中山記念も馬番3−1−2の順で決まっていましたからね。

「内から乾いていく」と言えば東京芝が有名ですが(2010年毎日王冠、2011年共同通信杯etc)昨秋以降は東京で雨が降ると外差しが決まるようになっていました。どうもその傾向を中山が受け継いでいるのでは?というのがここでの見解です。

例えば、2011年12月3〜4日の中山開催。この週は3日が不良、4日が重→稍重と段階的に回復していった馬場。で、4日の脚質別成績はというとこのようになります。

逃げ【2・1・0・2】複勝率60.0%
先行【3・1・1・14】複勝率26.3%
差し【0・2・4・25】複勝率19.4%
追込【0・1・0・22】複勝率4.3%

一目瞭然ですね。特筆すべきはその人気で、逃げ・先行馬は14番人気1着、6番人気1着と人気に関係なく好走を見せています。もちろん道悪適性もあってのものでしょうが、前に行かないことには勝負にならない雨上がりの中山芝特性がよく表れています。

3月は雨が多くなる時期。内から乾く中山芝の傾向を活かして高配当をゲットしたいものですね。

★今週の格言「雨上がりの中山芝は逃げ・先行馬を狙え!」

(競馬天気コラム「競馬格言集」より)