2012年02月29日

外回りで滅法強いショウナンカンムリ、毎日杯出走なら要注意

【2回中山1〜2日目馬場傾向】

中山芝は1日目が不良、2日目が重/水少。土曜中山は雨が続いたため、芝レースがはじまるころには不良に悪化、雨は上がったがそのまま回復せず。1回中山で使われなったAコースで例年速い時計が記録されているが、今年は寒さの影響で洋芝の成長が遅れたとのこと。開幕効果はなく、道悪で非常に時計がかかっている。道悪巧者と思える馬が台頭、穴をあけた。
中山ダートは1・2日目ともに不良。高速馬場、千葉Sは1分10秒を切った。持ちタイムも重要なファクターで、時計が出る状態。

●2回中山1日目 9R 1着シルバーウエイブ

7番人気という低評価に甘んじていたが、見事に連勝を飾った。新馬戦に続いて不良馬場となったこと点も味方したが、かといって良馬場がまったくダメと決めつける材料はどこにもない。2戦ともに上がり3ハロン次位の馬につけた差は大きく、評価が定まらないうちは軽視しないようにしたい。

●2回中山2日目 9R 4着ルイーザシアター

2戦2連対の渋った馬場で臨んだ一戦だったが、1番人気を裏切る敗戦。距離・コースともにこなしていただけに、言い分けの利かない敗戦となってしまった。もともと速い上がりを使えるタイプでもなく、「良馬場で時計がかかる」という狭い条件でしか現状狙えない。

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【1回阪神1〜2日目馬場傾向】

阪神芝は1日目が良/水多、2日目が良/水多→5Rから良/水少。時計がかかっており、御堂筋Sでは2分30秒、アーリントンCはスローとはいえ1分36秒を要した。時計がかかる洋芝に近い馬場状態だ。
阪神ダートは1日目が重/水少、2日目が重/水少→5Rから稍重/水多。時計が出る状態。2,3着には差し追込も来ているが、勝ち馬は逃げか先行馬に限られた。

●1回阪神1日目 11R 1着ジャスタウェイ

1600mへの距離短縮が功を奏し、重賞制覇を飾った。大外一気のレースぶりはド派手なもので、次走どんな条件を使われようとも人気は間違いないところだろう。ただ、この週の阪神芝は洋芝適性が問われる特殊な馬場。連対を確保した3戦が外差しの利きやすい新潟・阪神外回りだった点から、東京・京都といった差しが利きにくい場所ではまだ過信禁物だ。

●1回阪神2日目 5R 1着ショウナンカンムリ

休み明けで臨んだ一戦であっさり勝ち上がった。2着ファントムライトがアダムスピーク、ベールドインパクトと好勝負を演じていた点から、昇級即通用の下地は十分。外回りコースで【1・2・1・0】と馬券圏外がない点から、次走毎日杯を使われるようなら一発の魅力を秘めている。

(競馬天気:月曜コラム「馬場×次走注目馬」より)