2012年02月19日

【フェブラリーS出走馬分析】トランセンド逆転を見出せるワンダー、シルク

■個々の馬分析
・シルクフォーチュン
目の覚めるような末脚が武器だが、極端な脚質のためムラな面が強い。嵌ればG1でも好走可能な能力がある反面、展開次第ではオープン特別でもあっさり取りこぼす。そのため「強い相手の人気薄」が最も狙いやすい。前走で嵌った感はあるが、4番人気と人気も手ごろだけに、「大物食い」に賭けても面白い。

・ヤマニンキングリー
近2走はG1の壁に阻まれているものの、2走前は先行した馬や内を通った差し馬が有利な展開、前走は深い地方のダートとともに敗因は存在。2000年以降「初ダートで3歳秋以降のオープン特別・重賞を勝った馬」の7頭中4頭が後にG1馬になっており、シリウスSで勝利した本馬は、2007年ギャラクシーSのマイネルスケルツィ以来3年ぶりの該当馬。東京の軽いダートで、もう一度見直してみたい。

・エスポワールシチー
能力は当然ここでも上位。ただし、前走が前を射程圏に入れた絶好の展開だったにもかかわらず2着止まりで、全盛期の「向かうところ敵なし」のような勢いは失っている印象。

・ワンダーアキュート
この馬の武器はしぶとさ。馬群を苦にしないので混戦に強く、出遅れながら内を縫って2着したジャパンCダートはこの馬の真骨頂。8歳でも重賞を勝った兄ワンダースピードも晩成型だったが、本馬も年を重ねてさらに充実度を増しており勢いがある。

・トランセンド
過去、2度レコードを出していたり、ドバイのオールウェザーにも対応したりしているように、ダート馬の中ではスピードに優れており、時計の出るダートに適性がある。フェブラリーS、南部杯でG1を勝っていることからも適性的には問題なく、かつ能力もキープ。

・テスタマッタ
あっさりと弱い相手の人気で敗れる反面、G1でも強い相手にしぶとく食い下がったりする性質のため、メンバー強化のここは面白い。その理由のひとつとしては、強い相手のレースの方がペースが締まりやすいことがあげられ、この馬自身、タフな状況で良さを見せる。


■展望
ダートG1は、強力な上位陣とそれを追いかける組の差が芝と比べて大きい。
11年連続で1番人気が馬券になっているジャパンCダートほどではないが、フェブラリーSも大波乱になることは少ない。

オッズとしては、トランセンドのほぼ1強状態。
そのトランセンドは、まだ勢いを持続しており、この条件にも不安はない。
よって、人気馬としての信頼感はそれなりに高いと考えられる。

逆転があるならば、ここに来て一皮向けた感があるワンダーアキュート、末脚が嵌ったときの爆発力は現役屈指のシルクフォーチュンの2頭。

穴ならば、ダート路線に転向して4戦目となるヤマニンキングリー。
3歳秋以降のオープン特別以上で初ダートの馬は、2006年以降約90頭いてこの馬を含めた2頭しか勝っておらず、複勝回収率も30%程度と期待値がとても低い。ただし、2000年以降、それを乗り越えて勝った馬のうち半数はG1馬まで昇りつめており、いきなりのダート戦にて好走したポテンシャルの高さに期待したい。

あとは、ハイペースになったときのテスタマッタの末脚に警戒。

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