2012年01月15日

【日経新春杯出走馬分析】有力馬に好材料も、穴ならメイショウクオリア、トップカミング

■個々の馬分析
・スマートロビン
スムーズに先行してしぶとい脚質は、前残り傾向が強い今の京都芝向き。揉まれ強いタイプではないので、12頭立てと頭数がフルゲートに満たなかったのはこの馬にはプラス材料。最内枠だけに、変に控える競馬で絡まれなければ。

・トゥザグローリー
スローの瞬発力勝負向き。その意味では、前走の有馬記念ではスローペースでこの馬の良さが生きた。2400mの実績があり、条件自体は悪くない。

・メイショウクオリア
使える上がりに限界があり、持続力勝負に持ち込んでこそ持ち味が生きる。先行力が生きる今の京都芝は向いている。ダートのオープンでも連対したことがある馬で、パワーの要素がある程度保証されている点もプラス材料。

・トップカミング
一昨年の本レース2着馬。母父サクラバクシンオーであるが、青葉賞3着の実績や、前走より距離延長で臨んだときの成績が[3 1 4 4]と安定していることから、長い距離の方が持ち味を出せる。現在の京都芝は、パワータイプの血統や臨戦の馬が穴をあけている傾向にあり、前走ダートで父ゴールドアリュールという背景は向いている。

・ビートブラック
スタミナ勝負には強いだけに、前走は意外なほどの惨敗。昨年の本レースではシンガリ負けを喫しているが、菊花賞3着、京都大賞典2着など、京都芝外回りへの適性はそれなりにある。スローの瞬発力勝負よりは、ある程度締まった流れの方が力を出しやすい。

・ダノンバラード
母に地方交流重賞勝ちのレディバラードをもち、ディープインパクト産駒でもパワー寄りの血統。その意味では、現在のパワー寄りの京都芝は向いている。外枠は現在の京都ではマイナス材料だが、内への意識が強い岩田騎手騎乗は心強い。


■展望
1月開催の京都芝は、一昨年が前走からの距離短縮となる馬が多数好走する馬場、昨年が内枠圧倒的有利な馬場と、2年連続で何らかの強い偏りが出ている馬場。

今年は昨年に近い状況であり、1月9日(月)の京都芝レースは、逃げ馬が5戦4勝と強い前残りの傾向が見られた。万葉Sでクロフネ産駒のゴールデンハインドが逃げ切り、2着馬と3着馬がダートから芝変わりでありと、ダートを得意とするようなパワータイプの血統や臨戦の馬が穴をあける傾向も出ている。

内枠や先行馬が傾向を踏まえると、スマートロビン、トゥザグローリーの人気2頭はともに良い枠に入った。特に前者は前で競馬ができる強みがある。

穴ならメイショウクオリア、トップカミングの2頭に注意。ともに先行力があり、血統や臨戦的にパワーを要求される今の京都芝は合っている。特に、トップカミングは強い相手に食い下がれる相手なりの性質をもつために面白い1頭。

昨年こそ堅かったものの、過去5年で4回で9番人気以下の伏兵が絡んでいるレースでもあり、今年も現在の馬場傾向に合致する馬で穴を狙いたい。

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