2010年07月30日

【小倉記念】時計速い芝でオースミスパーク要注意

【東西ドキュメント 小倉=29日】小倉滞在中の藤岡康は、調教でまたがる馬の数が多く忙しい。その合間に仙波が声を掛けると「小倉滞在は楽しいですよ」と充実の笑顔を浮かべた。

「1週目は勝てませんでしたが、先週の1勝を弾みにしたい」

手駒のそろう今週、一層の飛躍を誓っている。目玉はやはり小倉記念に出走するオースミスパークだ。2月の小倉大賞典(中京開催)はレース直前、騎乗予定の騎手が落馬で負傷したため、乗り代わりでのVだった。

昨年には同期のG1勝ち一番乗りを果たしており、独特の勝負強さがある。今年は自然気胸を患っての休養があったが、復帰後すぐマーメイドSで重賞勝利。「今の小倉は時計が速い芝。オースミスパークの持ち味を生かせれば面白いと思いますよ」。藤岡康はそう言い残して再び馬上の人となった。

スポニチアネックス - 2010/7/30 7:04