2022年07月19日

【函館2歳S】(函館)鋭く伸びたブトンドールが世代最初の重賞ウイナーに

函館11Rの第54回函館2歳ステークス(2歳GIII・芝1200m)は4番人気ブトンドール(鮫島克駿騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分11秒8(稍重)。1馬身1/4差の2着に3番人気クリダーム、さらにクビ差の3着に8番人気オマツリオトコが入った。

ブトンドールは栗東・池添学厩舎の2歳牝馬で、父ビッグアーサー、母プリンセスロック(母の父スウィフトカレント)。通算成績は2戦2勝。

レース後のコメント
1着 ブトンドール(鮫島克駿騎手)
「特にこの位置が欲しいというプランはなくて、できるだけ直線に向くまで馬のリズムでしっかり走れれば良いなと思っていました。2着馬がすごく遠い位置にいたので、何とか届いてくれと思って馬を鼓舞しながら追っていました。ラスト100mくらいで交わせそうだなという末脚でしたし、その辺りで勝てると思いました。将来性のある馬ですし、今後はオーナーサイド、先生ともしっかり相談して、しっかり(距離適性を)見極めて、次に乗せてもらえるようなら、しっかり結果を残せるように頑張りたいですね。例年だと僕は函館では騎乗していなくて、小倉で乗っているのですが、今回滞在を決めて、最終週にたくさんのお客さんの前で結果を出すことができて良かったと思います。今回チャンスを頂いたオーナーや全ての人に感謝したいです」

2着 クリダーム(武豊騎手)
「惜しかったです。この枠で好スタートを切れたので、迷わず先手を取りました。振り切ったかと思いましたが、一頭強い馬がいました。この馬も良いスピードがあります」

3着 オマツリオトコ(横山武史騎手)
「良い馬ですがダート向きだと思っていて、馬場が荒れればワンチャンスあると思っていました。スタートで進んでいかないなど、課題も多い中で、最後の脚は目を引くものがありました」

4着 ゴキゲンサン(藤岡佑介騎手)
「一度使われて順当に上積みがありました。1200mにしては出入りが激しくなりましたが、気持ちの強い牝馬なので、気持ちを途切れさせずに頑張ってくれました。先々楽しみです」

5着 ミスヨコハマ(斎藤新騎手)
「スタートでトモを落としたり、3コーナーから4コーナーにかけても窮屈になるなど、スムーズではなかったのですが、これまで2戦とは違う形のレースでも頑張ってくれました。まだ幼さが残るので、成長してくればもっとやれると思います」

8着 スプレモフレイバー(吉田隼人騎手)
「クリダームを負かすために早め早めの形になりましたが、結果的に厳しくなりました。まだ体を上手く使えていない感じです。人気になっていたので勝ちたかったのですが、走り切れませんでした」

11着 ミシェラドラータ(池添謙一騎手)
「3戦目で、思った以上にイレ込んでいました。ゲートも上に出る感じでしたし、3コーナーでは押し込められて、行くところ行くところ進路がありませんでした。今日は競馬になりませんでした」


2022/07/16(土) 16:55
ラジオNIKKEI