2010年07月14日

【アイビスSD】夏女メリッサがアツい!

「アイビスサマーダッシュ・G3」(18日、新潟)
 夏場を迎え、メリッサが充実一途だ。叩き2戦目となった前走のCBC賞は、12番人気ながら4着と好戦。1週前追いでは栗東坂路で自己ベストをマークした。直線競馬は初めてだが、距離短縮は歓迎のクチ。悲願の重賞初Vを成し遂げ、夏の主役の座を奪い取る。
  ◇  ◇
 弾けんばかりのナイスボディーが好調さを物語る。夏女はカノヤザクラだけではない。叩き3戦目のメリッサが、重賞初制覇を決めて夏の主役に躍り出る。「馬体の張りが全然違う。プリップリですよ。いつも夏場になるといいけど、今年は体を大きく見せている感じ」と小島助手のトーンは高い。
 前々走のテレビ愛知オープンは7カ月の休養明けで、決して得意とはいえない外回りの7F戦。8着に終わったものの、勝ち馬に0秒4差と見せ場は十分だった。前走のCBC賞は得意の内回り6F戦で4着と健闘。「案の定、走ってくれた。内心では勝てるかもと思っていたんですが。とにかく、休み明けを使ったことでガーンと変わってくれましたね」。充実度はそのまま数字にも表れる。7日に行われた1週前追いでは、栗東坂路で4F50秒1‐35秒7‐12秒3と自己ベストを更新。機敏なフットワークを見せつけた。「やればいくらでもタイムは出せる」と仕上げ人の鼻息は荒い。
 ごまかしの利かない直線1000メートル戦。「直線競馬はやってみないと分からないが、距離が1Fでも短くなるのは大歓迎。馬場状態も気にしない。もう、こんなチャンスは本当にないと思う。これまでの重賞挑戦のなかで一番楽しみですよ」。持てる力をすべてぶつけて悲願達成といく。
デイリースポーツ - 2010/7/14 9:29