2015年05月07日
【NHKマイルC】アルビアーノ 史上3頭目の無敗V狙う
デビュー3連勝中のアルビアーノもスピード感満点の動き。史上3頭目となる同レース無敗制覇へ前進した。
木村師の真っすぐで鋭い視線がアルビアーノに注がれる。馬場に通じる地下馬道へ入っていく愛馬を追い続け、視界から消えるとすぐに調教スタンドの階段を駆け上がる。一瞬の動きですら見逃したくない、そんな熱意と集中力と緊張感が周囲に伝わってくる。
Wコースでフレックスハート(5歳500万)、モポーク(3歳未勝利)との3頭併せ。道中は最後方からピッタリと折り合って、直線最内へ。鞍上がゴーサインを送るとすかさず反応し鋭いフットワークで2頭に並び掛ける。あっという間にかわし1馬身先着してフィニッシュ。いっぱいに追われて食い下がる2頭を全く相手にしなかった。
初の共同会見に臨んだトレーナーは、緊張の面持ちで一礼。「予定通りに調教できて、ホッとしています」と話すと、ようやく笑みがこぼれた。3戦とも圧倒的なスピードを武器に逃げ切ったが、「逃げなきゃダメ、という馬ではない」と強調。調教通り、馬の後ろでしっかり折り合える気性があれば、タフな東京マイル戦も乗り越えられる。
開業5年目の木村厩舎は先週までに13勝を挙げ、現在関東リーディング5位。躍進の理由について、「トーセンアルニカで挑んだ13年エリザベス女王杯がターニングポイント」と明かした。初G1となったこのレースで、13番人気4着と健闘。「G1を勝つにはこういうメンタリティーで挑まなければいけない、というのを痛感した。あれから、厩舎の管理能力が高まった」と冷静に分析した。
初のG1、しかも牡馬相手となるが、「相手関係は考えない。自分の馬をいかにいい状態で送り出すか、ということにしか執着がない」ときっぱり。勝てば98年エルコンドルパサー、12年カレンブラックヒルに続く史上3頭目の無敗V。快挙達成の権利があるのは、アルビアーノだけだ。
(スポニチアネックス)