2015年02月26日
【中山記念】ヌーヴォレコルト 「本来の切れ」貫禄たっぷり12秒6
春の中山開幕を飾る「第89回中山記念」の最終追いが25日、美浦、栗東トレセンで行われた。昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトが単走&馬なりで弾むような走り。昨秋より一段とパワーアップした姿を印象付けた。皐月賞馬2頭を撃破し、大目標の宝塚記念に弾みをつける態勢が整った。 【中山記念】
堂々としたヌーヴォレコルトの立ち居振る舞い。Wコースを貫禄たっぷりに駆け抜ける姿を見ると、牝馬なのを忘れてしまう。6F84秒1〜1F12秒6。手綱を押さえたまま、余力たっぷりにゴールを駆け抜けた。
騎乗した相田助手は穏やかに切り出した。「(米国出張中の)先生からは無理せずに反応を見る感じで…との指示。先週より格段に反応も良くなった。本来の切れに近づいてきた」。前2週は併せ馬でびっしり負荷をかけ、当週はサラッと息を整えた。昨秋エリザベス女王杯(2着)以来の実戦でも、段階を踏んで仕上げてきたから、今さら慌てる必要もない。斎藤師は常々「普通の女の子と思っていない。特殊な馬」と称えてきた。調教後のヌーヴォを見ようと報道陣が近づいても、全く気にすることなく、静かに体重計に脚を進めていく。威風堂々。その成績にムラがないのも、内面の強さがなせる業だ。
始動戦Vを飾った昨秋ローズSとの違いを、同助手は端的に指摘した。「昨秋は本格的に追い切るまでに強めたり、弱めたりのアップダウンがあった。2週続けてやった後でも、きょうはテンションが上がる面もない。昨秋より良くなってますね。従順な性格で休み明けも苦にしない。自信を持って、万全で出せる」
G1にフル参戦した昨年はオークスでG1制覇。秋も秋華賞&エリザベス女王杯で2着と一年を通して頑張った。春の大目標を宝塚記念(6月28日、阪神)に定め、あえて牡馬のG1級にぶつかる。「普段の調教でも右回り、左回りは関係なく、きれいに手前を替える。阪神のローズSも勝っているし、直線の坂は問題ないと思う。雨?今回はいろんな面で初もの尽くしだけど、全てがいい経験になるはず。今回の相手でも通用してほしい」。同助手は全幅の信頼を寄せた。初の中山、初の超A級牡馬相手に加え、下り坂予報の週末。全てをはねのけ、ヌーヴォが先頭ゴールなら、新たな女傑伝説が始まる。
(スポニチアネックス)