2014年12月04日

【チャンピオンズC】インカンテーション 動き平凡も羽月師太鼓判

JCダートからレース名が変わって舞台も阪神から中京に移された「第15回チャンピオンズC」の追い切りが3日、栗東トレセンで行われた。みやこSの覇者インカンテーションは坂路併せ馬で負荷を掛け、万全の態勢を整えた。3連勝中の勢いで頂点を狙っていく構えだ。なお同レースの出走馬16頭と枠順は4日確定する。 【チャンピオンズC】

 インカンテーションは額田助手が手綱をとり、併せたサクラエール(3歳1000万)に羽月師がまたがって坂路で併せ馬。2頭の追い比べになったラスト1Fはオープン馬の貫禄を示すかと思いきや、逆に条件クラスの僚馬にアオられて併入が精いっぱいだった。手応えは劣勢、時計も4F54秒1〜13秒9と見栄えはしない。これには羽月師も苦笑いしながら切り出した。

 「インカンテーションが楽にかわしていくかと思ったんですが…。サクラエールが思っていた以上に頑張りましたね。正直それでいっぱいなのか…という感じはするけれど、しっかり負荷を掛けることができたし、これで態勢は整いました」

 稽古自体は目立たなくても心配なし。そもそも羽月師は、このひと追いに派手なアクションや好時計を求めてはいなかった。夏のエルムSからほぼ月イチペースで実戦を重ね、ここが5戦目。BSN賞、ラジオ日本賞、みやこSと3連勝中の勢い、出来をキープすることがこの中間の最大のテーマだった。「前走までに馬はしっかりできているし、それを落とさないようにやってきました。だから前走後は、それほどハードにやっていないんです」。予定通り調教をこなして中3週でG1へ。ここまではシナリオ通りと言っていい。

 「みやこSが2着なら賞金不足で除外だったかもしれないし、出ることができて良かった。去年はまだ筋肉量が寂しかった感じ。体重は変わっていなくても馬がかなりたくましくなっているし、年齢にふさわしい風格が出てきました」

 G1初参戦となった昨年のこのレースは古馬の分厚い壁にはね返されて14着。あれから1年、経験を積みながら着実に地力を強化してきた。「去年とは違うところを見せてほしい」。充実期を迎えた4歳馬が雪辱のチャンスをモノにする。

(スポニチアネックス)