2013年05月30日

【安田記念】ダークシャドウ[B]効果てき面!戸崎「凄い反応」

美浦ではリアルインパクト、ストロングリターンに続く、異なる馬での3連覇を目指す堀宣行厩舎がダークシャドウにブリンカーを装着。ムチの連打で鼓舞し、勝負の仕上げを施した。 【安田記念】

 調教スタンドから驚きの声が上がった。Wコースで7馬身先行した僚馬ファイナルフォーム(4歳オープン)に急接近した直線。ダークシャドウの尻に戸崎が容赦なく左ムチを入れた。馬なり調教が多い堀厩舎の追い切りでは、めったに見られぬムチの連打。その瞬間、ハミをかみしめ、四肢に力がみなぎったシャドウ。内から半馬身かわしてゴールに飛び込む。5F66秒6、1F12秒4。その顔には青いブリンカーが装着されていた。

 「ブリンカーの効果があるか、ステッキを入れて反応を見てくれとの指示。凄い反応だった。本当にいい走り」。戸崎は最高の感触を口にした。「ブリンカーは集中力を増す馬具。フリオーソもこの馬具を着用して頂点に立ったんだ」。大井出身の戸崎は自らの手綱で交流G1・4勝を挙げた地方最強馬の名を挙げた。

 「これまでチークピーシーズを着けてきたが、フレッシュさを欠くようになったのでブリンカーを装着して追ってもらった」と堀師は説明した。チークは後方の視界をさえぎり、集中力を高めさせる矯正用馬具。ダークシャドウには一昨年2月の1000万条件から12戦連続で着用してきたが、どうやら慣れ過ぎた。最近は着けても反応が鈍くなっていた。そこで、真横の視界まで遮断し、より強い矯正効果をもたらすブリンカーへ。

 ただし、特効薬に思わぬ副作用があるように、速効性のある馬具にも馬によっては副作用がある。同師は「ブリンカーを着けると、ゲートの出が悪くなることもある。あす(30日)、ゲートで試した上でレースでも装着するか決めたい」と続けた。

 出馬表の[B]マークは勝負のサイン。“副作用”を認めて外してきたとしても、闘志をかき立てた最終追いが大きな効果を生むはずだ。

(スポニチアネックス)