2012年01月05日

【中山金杯出走馬分析】中心にネオサクセスを抜擢、穴で妙味はアクシオン

■個々の馬分析
・アドマイヤコスモス
中央入り後、芝の中距離を5連勝中。内有利の馬場状況の中で外をまわして完勝した大原S、早め抜け出しで押し切った福島記念はともに強い内容。不安があるとすれば、急坂や小回りへの対応力。この馬の場合、内で激しく揉まれるよりは、やや外めの枠からスムーズに競馬をした方が力を出しやすい。5番枠でのさばきがキーポイント。

・コスモファントム
米国血統特有の先行力と持続力が持ち味。急坂があって小回りの中山芝2000mへの適性は高い。ただし、過去の成績から、休み明け2戦目に大きくパフォーマンスを落とす傾向にあるのが気がかり。先行馬だが、ある程度速いペースで引っ張る馬がいた方がむしろ良い。

・ダイワファルコン
戦跡通り、中山コースへの適性が高い。メンバーの強弱を問わないタイプで、弱い相手に取りこぼす反面、強い相手に食い下がれる。よって、本来は強い相手に果敢に挑んだときの人気薄という立場で面白い馬。その意味では、前走よりメンバー強化するのはプラス材料。前回は人気を裏切ったものの、プラス10キロと重め残りも影響したのではないかと思われる。

・フェデラリスト
昇級戦。前走は強い内容であったこともあり、重賞初挑戦ながらここでも2〜3番人気。ただし、前走時はジャパンCをはじめとして、内を通った馬に非常に有利な馬場状況。この馬場で内枠からロスなく競馬できたのも圧勝に寄与していたと考える。

・エクスペディション
前走は、休み明けに加えて昇級戦ながら、実績馬に混じって1番人気。敗退したものの、重賞でも戦えるだけの能力は示した。血統的にはスタミナ勝負になって良さが出そうなタイプであり、多少芝が荒れてタフな現在の中山は向いている。

・アクシオン
さすがにG1では厳しいが、トーセンジョーダンとハナ差の札幌記念2着からも、まだまだ底力は健在。年齢的に人気になりにくく、ここも10番人気と妙味あり。ただし、馬群に入って闘志を燃やすタイプなので、この馬にとってはもう少し内を引くのが理想的ではあった。

・ネオサクセス
この馬のポイントは10月22日の1000万下1着。昨年夏〜秋の新潟芝外回りは、全体的として外枠が有利な馬場であり、この中で1枠1番ながら勝ちきった内容が秀逸だった。2走前は準OPで惨敗も、このときは内を通った馬に圧倒的に有利な馬場の中、外に出して差す競馬で度外視可能。中山に実績のあるネオユニヴァース産駒ということもあり、7番人気という人気を考慮しても昇級戦ならばこちらの方に魅力を感じる。


■展望
昨年12月の中山は、内と外で大きな差のない馬場状況。差し馬の台頭が目立つのも特徴的だった。血統的には、最終週でキングカメハメハ産駒が3勝に加えて有馬記念でトゥザグローリーの3着と好調。あとはサンデーサイレンス系でもスタミナ寄りのマンハッタンカフェ産駒、ハーツクライ産駒、ステイゴールド産駒が多数馬券に絡んでいた。

中心にはネオサクセスを抜擢する。ネオユニヴァース産駒は、上がりを要する競馬になりやすい中山芝への適性が高く、通常よりもさらにタフな現在の馬場に適性がある。人気も7番人気と手ごろ。

相手候補には、ともにタフな馬場への適性は高いダイワファルコン、エクスペディションが有力。穴馬としては、実績のある差し馬のわりに年齢で人気しにくいアクシオンが筆頭に挙げられる。他、現在の馬場に合っているキングカメハメハ産駒のエオリアンハープも穴として面白い。

人気のアドマイヤコスモスは大きな割引点はないものの、あとは内枠をどのようにさばくか。スムーズに外を回した方が良さが出るため、変に揉まれる競馬にならなければ。

→sper氏のプロフィールはこちら
→sper氏のブログ「sperの3着流し」はこちら