2012年01月03日
【中山金杯】コスモファントムを嫌う要素なし、穴で妙味は高齢馬
★ポイント1「高齢馬」
→過去10年、6歳以上の高齢馬は6勝を挙げている。これは他の重賞と比較して特筆すべき数字であり、中山金杯で高齢馬の存在は無視できない。
(アクシオン、ヴィータローザetc)
★ポイント2「休み明け」
→過去10年、中10週〜半年の休み明けで臨んだ馬の成績は【1・0・4・7】複勝率41.7%。馬券圏内に入った5頭中4頭が1位入線→降着のカンファーベストを含めて重賞勝利実績があったということで、実績馬の休み明けが激走ローテとなっている。
(クラフトワーク、ミヤビランベリetc)
★ポイント2「リピーター」
→2008〜2009年と連覇を果たしたアドマイヤフジ、計3度の連対歴を持つアサカディフィートなどリピーターの好走が目立つ中山金杯。たとえ近走成績が奮わなくとも、過去の中山金杯好走馬には注意したい。
(アドマイヤフジ、アサカディフィートetc)
中山芝2000mで行われる中山金杯。ハンデ戦ということもあって波乱傾向にあり、目下3年連続で単勝10番人気以下の人気薄が馬券圏内に入っている。1番人気馬も【5・0・0・5】と勝つか負けるかがはっきりしている点にも注意したい。
今年の中山金杯で注目を集めているのは昨年の中山金杯覇者・コスモファントム。前走中日新聞杯では11番人気で勝利を収めたが、もともと冬の芝中距離戦では大崩れのない馬。同じような条件で迎える今回、この馬を負かせる馬がいるかどうかを探すことが焦点となりそうだ。
そして、その第一候補と言えそうなのがアドマイヤコスモス。京都金杯とのダブル登録ということで参戦が流動的だが、芝では5戦5勝と未だ負けなし。右回り・急坂コースも経験済みということで、中山芝2000m特有のゴチャつく展開にさえならなければ重賞連勝の可能性は十分と言えるだろう。
コスモファントムの後塵を拝した中日新聞杯組からは2着ゲシュタルト、3着ダノンバラードも参戦予定。どちらも甲乙つけ難いところだが、この2頭の比較では中山芝での好走歴があるゲシュタルトを上位としたい。
ちなみに過去10年の中山金杯において、6歳以上の高齢馬は6勝を挙げている。これは他の重賞と比較して特筆すべき数字であり、今年の出走予定馬でこれに該当する馬には注意が必要だ。
【データで見るオススメ馬】
★コスモファントム
→2008〜2009年と連覇を果たしたアドマイヤフジ、計3度の連対歴を持つアサカディフィートなどリピーターの好走が目立つ中山金杯。もともと冬の芝中距離戦では大崩れのない馬で、同じような条件で迎える今回も軽視は禁物だ。
【馬場で見るオススメ馬】
★アドマイヤコスモス
→左回り・右回り・渋った馬場・パンパンの良馬場とどんな条件でも勝ち切ってきた同馬。馬場適性云々よりも芝適性が圧倒的な印象があり、特別抜けた相手がいない今回も好勝負必至だ。
【気候で見るオススメ馬】
★ゲシュタルト
→3月〜11月【1・2・0・8】に対し、12月〜2月【1・2・1・3】という同馬。寒いこの時期がとにかく合っている馬で、脚質に自在性が出てきた今なら中日新聞杯上位馬を逆転するシーンがあってもおかしくない。
【ローテーションで見るオススメ馬】
★アクシオン
→2010年に限定すれば、左回り【0・0・0・3】、右回り【0・1・1・1】という同馬。近年の好走は中山・函館・札幌ということで、時計のかかる冬の芝に照準を絞ったローテーションは好感が持てる。
【血統で見るオススメ馬】
★ダイワファルコン
→ジャングルポケット産駒は12月〜1月の中山芝2000mで【11・1・3・28】複勝率34.8%。時計のかかる冬の中山芝と抜群の相性を示している。+10kgで臨んだ前走は案外な内容だったが、キッチリ絞れてくるようなら面白い。
(競馬天気:田原基成「データ分析」より)
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