2011年09月04日

【新潟2歳S回顧】戦前からモンストールの上がり3Fは他馬を圧倒していた

混戦のレースを制したのは4番人気のモンストール。

勝ち時計1分33秒8、上がり3F32.7秒が示すようにレースレベルは高く、現時点でトップクラスの評価を受けていたジャスタウェイを下した内容は特筆すべきものがある。新潟外回り・1600mは外枠有利だが、開催最終週の馬場も相まってその傾向は顕著。ただ、馬場差を差し引いてもジャスタウェイに抜かせなかったあたり、単なる早熟馬とは思えない。

ダローネガは枠が響いたか。

ちなみに新馬戦快勝→新潟2歳Sで内枠を引き敗戦というのは同厩舎・同騎手のインティライミとまったく同じ。新馬戦で2着に下したエピセアロームが小倉2歳Sを制したことは相対的にダローネガの評価を押し上げる。切れる脚が使えない点から、クラシックで狙うなら菊花賞ということになるだろう。

さて、このレースを制したモンストールには「上がり3F」の項目において戦前の段階でジャスタウェイを凌ぐものだった。以下、競馬天気コラム「馬場×上がり3F」より抜粋する。

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今年の新潟2歳Sに出走を予定している18頭中、前走上がり3F1位を記録した馬とそのときの上がり3Fタイムは以下の通り。


(左から馬名、上がり3F)

・ヴュルデバンダム 33.0秒
・ジャスタウェイ 33.3秒
・アドマイヤリリーフ 33.6秒
・クイーンアルタミラ 34.6秒
・ニンジャ 34.7秒
・モンストール 35.1秒
・ロッソコルサ 35.6秒
・トウケイヘイロー 36.2秒

上記を見る限り、もっとも速い上がりを使って勝ったのはヴュルデバンダムということになるが、新潟外回りコースのなかでも特に速い上がりが出る1800mのものだけに鵜呑みにはできないだろう。それは内回りコースを走ったゆえに速い上がりが出なかったモンストール、ロッソコルサ、トウケイヘイローにも言えることで、この数字が必ずしも各馬の上がり3Fを図る指標になるとは言い切れない。

そこで今度は、上記8頭が上がり最速で勝ったレースにおける「上がり3F2位だった馬との上がりタイムの差」を比較してみたい。そうすることで、その馬の上がり3Fが絶対的なものか相対的なものかを弾き出すことが可能になる。


・ヴュルデバンダム 33.0秒→次位との差0.4秒
・ジャスタウェイ 33.3秒→次位との差0秒(上がり3F1位タイ)
・アドマイヤリリーフ 33.6秒→次位との差0.1秒
・クイーンアルタミラ 34.6秒→次位との差0.2秒
・ニンジャ 34.7秒→次位との差0.7秒
・モンストール 35.1秒→次位との差0.5秒
・ロッソコルサ 35.6秒→次位との差0秒(上がり3F1位タイ)
・トウケイヘイロー 36.2秒→次位との差0秒(上がり3F1位タイ)

ここで上位にランクインしたのはニンジャ、モンストールの2頭。いずれも内回り・1400mのデビューということで上がり3Fそのものは目立たなかったが、次位との比較で2頭の上がり3Fがいかにズバ抜けたものだったかということが見て取れる。
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ちなみに9番人気3着のクイーンアルタミラも次位との差0.2秒という上がりを使っていた。速い上がりが出にくい中山芝ということで評価を落としていたが、相対的に見ていけばこの馬の上がり3Fがいかに秀でたものかということが分かる。

最後に、新潟外回り1600mを見極めるポイントを補足しておきたい。

新潟外回り1600mというと「切れてナンボ」という印象があるが、実は中山芝1600mとの結びつきが驚くほど強い。関屋記念で激走した馬を見てもレッツゴーキリシマ、カンファーベスト、リザーブカード、マイネルスケルツィなど中山芝1600mで連対歴のある馬が多く、その関連性が見て取れる。

「今週で新潟が終わるから、今年はもう使えないじゃないか」と思われるかもしれないが、都合の良いことに?来週からは中山開催が始まる。そして、日曜メインの京成杯AHには関屋記念好走馬が出走を予定しており・・・もう、狙うしかないか。

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