2010年10月24日

【菊花賞(GI)】(京都)〜最後の一冠はビッグウィーク

京都11Rの第71回菊花賞(GI、3歳、芝3000m)は7番人気ビッグウィーク(川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分6秒1(良)。1馬身1/4差2着に1番人気ローズキングダム、さらにクビ差で3着に13番人気ビートブラックが入った。

〜レース後のコメント〜
1着 ビッグウィーク(川田騎手)
「この馬にとって一番いいリズムで走らせてあげられればと思っていたので、思い通りでした。逃げ馬の後ろで道中しっかりと我慢してくれて、3コーナー辺りで動いて行くのも思い通りでした。前は捕まえられると思いましたが、最後まで頑張ってくれ、と願いながら追っていました。一戦毎に色々なことを覚えてくれて、使われながら本当に強くなってくれました。本当に偉い馬です。僕もスプリンターズSで応援してくれた人々にご迷惑を掛けてしまったので、これでそのお詫びが出来たかなと思います」

2着 ローズキングダム(武豊騎手)
「残念ですね…。レースの流れはある程度想定していた範囲内でしたが、ちょっと4コーナーでモタついて、反応が悪くて、内にモタれてしまったのが誤算でした。折り合いは前回よりついて、道中もスムースでしたが、その割に4コーナーでモタついてしまったのが響きました」

(橋口調教師)
「力は見せてくれました。ロスなく折り合いもついて、いい競馬でした。あと3完歩あったらかわっていたでしょう。一番強い競馬を見せてくれたと思います。次は有馬記念を考えています」

3着 ビートブラック(幸騎手)
「勝ち馬と同じ位置で我慢してレースを進めました。4コーナーでは止まりかけましたが、直線はまた伸びました。やっぱりステイヤーですね」

4着 レーヴドリアン(福永騎手)
「いいスタートが切れたので下げるのも…と思いましたし、絶好位につけました。ただ、勝負どころで動けなかったのが痛かったですね。早めにエンジンを掛けたかったのですが、内で動けませんでした」

5着 コスモラピュタ(津村騎手)
「いい感じで引き離す逃げは打てたのですが、残り100mで一杯になってしまいました。でも力をつけてきていますし、今後が楽しみです」

6着 トウカイメロディ(後藤調教師)
「折り合って走っていました。ただ、ちょっと外に出すタイミングが遅かったかもしれません。また次に頑張ります」

7着 ヒルノダムール(昆調教師)
「運がなかったですね。直線でエンジンが掛かるところで閉められてしまいました。でもこれも競馬ですから仕方がないです」

9着 クォークスター(藤岡佑騎手)
「ゲートはゆっくり出る感じ、ゴチャつかないようにレースを進めました。この馬もいい脚を使っていますが、前が止まりませんでした。やはり2000m前後の方がいいかもしれません」

10着 ゲシュタルト(池添騎手)
「いい感じでレースを進めて、3〜4コーナーでは手応えがありました。しかしまだ良化の途中…、次は良くなって来そうです」

13着 ネオヴァンドーム(武幸騎手)
「ずっとハミを噛んで力んで走っていました」

15着 シルクオールディー(四位騎手)
「今はまだ能力差を感じます。徐々に力をつけていくのを待つしかないでしょう」

(ラジオNIKKEI)