2010年10月16日

【秋華賞】全出走馬データ完全分析

※想定馬場:良/乾 気候/暖

1枠1番
レディアルバローザ 幸
短評:過去10年、前走ローズS6着以下に敗れた馬の成績は【1・1・0・33】で、連対馬はGI勝ちのあったヤマカツスズラン、重賞勝ちのあったブラックエンブレムのみ。重賞勝ちの実績がない同馬にとって厳しいデータと言えるだろう。

馬場【1・2・2・3】
気候【0・0・0・1】
季節【0・0・1・1】
予想:

1枠2番
ベストクルーズ 三浦
短評:過去10年、前走1000万特別勝ち上がり馬の成績は【1・0・1・18】。馬券圏内に入った2頭には1600m以上の距離を上がり3F最速で勝利という共通点があった。同馬は持久力と要する洋芝の1500mという特殊な条件下での勝利だけに、舞台替りはマイナスか。

馬場【2・2・2・2】
気候【1・2・2・1】
季節【2・2・1・1】
予想:気候△3

2枠3番
ショウリュウムーン 四位
短評:過去10年、前走クイーンS組の成績は【0・1・1・6】複勝率25%。キングカメハメハ産駒は京都芝2000mで【3・6・3・31】複勝率27.9%。同馬が馬券圏内に入ったレースはすべてふた桁番でのものであり、窮屈な走りを強いられる内枠は割引材料か。

馬場【0・1・1・2】
気候【0・0・0・2】
季節【0・1・0・0】
予想:田原→注

2枠4番
アプリコットフィズ 武豊
短評:過去10年、前走クイーンS組の成績は【0・1・1・6】複勝率25%。ジャングルポケット産駒は京都芝2000mで【7・5・4・35】複勝率31.4%。同馬が馬券圏内に入ったレースはクイーンカップを除いてすべてふた桁番でのものであり、ショウリュウムーン同様窮屈な走りを強いられる内枠は割引材料かもしれない。

馬場【3・1・0・1】
気候【2・0・0・1】
季節【1・0・0・0】
予想:本紙△2 馬場○ 気候○

3枠5番
サンテミリオン 藤岡佑
短評:過去10年、前走オークス組の成績は【2・0・0・11】で、ぶっつけのローテーションで勝ったのはテイエムオーシャン、カワカミプリンセスの2頭のみ。この2頭には芝1400m以下での逃げ切り勝ちという共通点があり、1800m未満のレース経験がなく、逃げ切り勝ちのない同馬には厳しいデータと言えそうだ。

馬場【2・0・0・0】
気候【0・0・1・0】
季節【0・0・0・0】
予想:本紙× 馬場△4

3枠6番
コスモネモシン 和田
短評:過去10年、前走紫苑S組の成績は【0・0・2・33】複勝率5.7%。馬券圏内に入った2頭には紫苑S連対実績があり、紫苑S3着の同馬には向かい風となるデータと言える。また、乗り替わりで秋華賞を制した例も2002年のファインモーション以降一度もない。

馬場【1・1・1・2】
気候【0・2・0・2】
季節【0・1・1・2】
予想:本紙→注

4枠7番
レインボーダリア 秋山
短評:過去10年、前走1000万特別勝ち上がり馬の成績は【1・0・1・18】。馬券圏内に入った2頭には1600m以上の距離を上がり3F最速で勝利という共通点があった。父としてファレノプシス、母父としてティコティコタックが秋華賞を制しているように同レースと相性の良い父ブライアンズタイムの力でどこまで。

馬場【2・2・1・1】
気候【0・0・0・1】
季節【1・1・0・0】
予想:

4枠8番
オウケンサクラ 内田博
短評:過去10年、前走ローズS6着以下に敗れた馬の成績は【1・1・0・33】で、連対馬はGI勝ちのあったヤマカツスズラン、重賞勝ちのあったブラックエンブレムのみ。また、良/湿で2戦2勝に対して良/乾ではパフォーマンスが落ちていることから、高速馬場では割引が必要か。

馬場【1・1・1・2】
気候【1・1・0・0】
季節【0・0・0・2】
予想:本紙▲ 気候△4

5枠9番
アグネスワルツ 柴田善
短評:過去10年、前走ローズS6着以下に敗れた馬の成績は【1・1・0・33】で、連対馬はGI勝ちのあったヤマカツスズラン、重賞勝ちのあったブラックエンブレムのみ。ローズSを道中3番手内から競馬して惨敗というのは前述2頭と同じということで巻き返しの余地はあるが、重賞未勝利という部分でやや物足りなさも残る。

馬場【2・1・0・1】
気候【1・0・0・1】
季節【2・0・0・2】
予想:田原△ 馬場△3

5枠10番
アニメイトバイオ 後藤
短評:過去10年、前走ローズSを勝って臨んだ馬は【3・2・0・4】。複勝率55.6%。連対した5頭中4頭がローズSを2番人気以内で制していたという共通点があり、4番人気だった同馬にとって不吉なデータだ。また、過去10年で関東所属騎手が秋華賞を制した例は一度もない。

馬場【3・1・1・2】
気候【2・1・1・1】
季節【3・1・1・0】
予想:本紙△1 馬場△2 気候△1

6枠11番
エーシンリターンズ 福永
短評:過去10年、前走ローズS3着馬の成績は【1・1・2・6】複勝率40%。福永騎手は近5年の秋華賞で【0・2・1・2】と好相性。過去10年、桜花賞馬券圏内→オークス馬券圏外の馬で連対したのはヤマニンシュクル、アドマイヤグルーヴ2頭のみとなっている。

馬場【1・2・2・1】
気候【0・2・1・0】
季節【0・2・1・1】
予想:本紙○

6枠12番
アンティフリーズ 松岡
短評:過去10年、前走1000万特別勝ち上がり馬の成績は【1・0・1・18】。馬券圏内に入った2頭には1600m以上の距離を上がり3F最速で勝利という共通点があった。同馬は坂のあるコースで【2・0・1・1】、平坦コースで【1・0・0・5】と両極端で、直線平坦の京都2000mでは厳しい印象がある。

馬場【2・0・0・6】
気候【2・0・0・3】
季節【2・0・0・2】
予想:気候△2

7枠13番
ディアアレトゥーサ 安藤勝
短評:過去10年、前走紫苑S組の成績は【0・0・2・33】複勝率5.7%。馬券圏内に入った2頭に紫苑S連対実績があるのは好材料だが、やはり紫苑S組の不振は気になるところ。安藤勝騎手は近10年の秋華賞で【1・0・3・4】複勝率50%と好相性だが・・・

馬場【3・1・0・1】
気候【1・0・0・1】
季節【2・0・0・0】
予想:田原▲ 馬場○

7枠14番
タガノエリザベート 小牧太
短評:過去10年、前走ローズS6着以下に敗れた馬の成績は【1・1・0・33】で、連対馬はGI勝ちのあったヤマカツスズラン、重賞勝ちのあったブラックエンブレムのみ。2歳秋以降馬券圏内が一度もなく、やや厳しい印象がある。

馬場【2・0・0・4】
気候【1・0・0・2】
季節【1・0・0・3】
予想:

7枠15番
アパパネ 蛯名
短評:過去10年、前走ローズS4着馬の成績は【0・0・0・8】。オークス馬・シルクプリマドンナもこれに該当しており、三冠を目指す同馬にとって不吉なデータと言えるが・・・ちなみにローズS1番人気馬は秋華賞で【4・2・0・3】連対率66.7%と巻き返しが目立っている。

馬場【3・0・0・1】
気候【3・0・0・0】
季節【2・0・0・1】
予想:本紙→注 田原○ 馬場◎ 気候◎

8枠16番
クラックシード 吉田豊
短評:過去10年、前走紫苑S組の成績は【0・0・2・33】複勝率5.7%。馬券圏内に入った2頭には紫苑S連対実績があった。中山でしか連対歴がなく、関西圏への輸送競馬も初という部分が気がかりだが、秋華賞を制した祖母・ファビラスラフインの血の力を生かしてどこまで。

馬場【0・1・0・1】
気候【0・0・0・1】
季節【0・1・0・0】
予想:

8枠17番
ワイルドラズベリー 池添
短評:過去10年、前走ローズS2着馬の成績は【1・4・1・4】複勝率60%。また同馬はローズSを上がり3F最速で連対を果たしたが、これに該当する馬は2年連続秋華賞で連対している。良/乾の平坦コースでは【3・2・0・0】と連対率100%を誇り、良/乾の馬場なら。

馬場【3・2・0・1】
気候【2・0・0・1】
季節【1・2・0・0】
予想:本紙◎ 田原◎ 馬場△1 気候○

8枠18番
プリンセスメモリー 浜中
短評:過去10年、前走オークス組の成績は【2・0・0・11】で、ぶっつけのローテーションで勝ったのはテイエムオーシャン、カワカミプリンセスの2頭のみ。この2頭はともにGI馬であり、重賞勝ちの経験のない同馬にとって厳しいレースとなりそうだ。

馬場【2・1・0・2】
気候【0・0・0・1】
季節【0・0・0・1】
予想:


【見解】
先週と打って変わって、今週は好天での競馬が臨めそうだ。道悪で行われた先週からの回復具合が気になるところだが、例年並みなら昨年の勝ち時計1分58秒2がひとつの基準になるだろう。速い持ち時計・速い上がり3Fの有無はチェックしておきたい。

想定馬場は良/乾。稍/重で行われたオークスとはまったく異なる適性が求められる。それを踏まえると、良/乾の馬場で【2・1・0・1】のアグネスワルツ、【3・1・0・1】のディアアレトゥーサ、【3・0・0・1】のアパパネ、【3・2・0・1】のワイルドラズベリーはこの馬場では評価を上げておいたほうが良いかもしれない。それぞれ優秀な持ち時計・上がり3Fがある点も強調材料になりそうだ。

気候・季節実績で取り上げたいのがディアアレトゥーサ。寒〜涼の時期が【0・0・2・1】、暖〜酷暑の時期が【3・1・0・1】と暖かい時期に力を発揮する馬であり、この時期の競馬なら季節巧者のアドバンテージを生かせる。

(競馬天気)