2010年09月11日

高速馬場の中山芝は距離延長馬が狙い【土曜馬場傾向】

●未勝利戦はレベル低下で路線変更馬が大活躍【2回札幌1日馬場傾向】

中山・阪神開催が開幕したことで未勝利戦のレベルがグッと下がった。厳密には新潟組が中山へ、小倉組が阪神に移っただけではあるが、9月の3歳未勝利ともなると路線を変えたもの勝ちといっても過言ではなく、この手の馬には特に注意が必要だ。3鞍行われた未勝利戦のうち、馬券に絡んだ4頭までもが芝→ダート、休み明けといった馬だった。

また、相変わらず前走福島組や新潟組、休み明けで臨む馬の激走が目立った。9Rで13番人気2着のドリームピーチは東京1400mで勝ち馬と0.5秒差の競馬があった馬で、この時期であればこれくらいの実績馬でも簡単に通用してしまうというわけだ。


●高速馬場の中山芝は距離延長馬が狙い【4回中山1日馬場傾向】

開幕週の馬場ということで、芝の前残り&内枠有利は明らか。それを敏感に感じ取っていたのが後藤騎手で、すべてのレースで4角5番手以内につけていた。こういった馬場では、いかに馬場読みができるかがポイントになる。レースにおける騎手の番手争いにも注目したいところだ。

また、高速馬場ということもあって、血統ではキングカメハメハ産駒が新潟に引き続き活躍を見せていた(1勝2着1回)。そして2000m戦でアイアイレインボー、ケイバズキ、ディアアレトゥーサといった前走マイル組が好走していたように距離延長組<距離短縮組の色合いが強くなっていることにも注意したい。


●パサパサの重いダートで前が止まらず【4回阪神1日馬場傾向】

芝は例年通りの高速馬場。メインの朝日チャレンジカップで1分59秒2の時計が出たが、1000m通過61.2秒を考えるとペース次第では1分58秒前半はあった。セントウルSは1分7秒前半での決着が予想され、前に行って速い上がりを使えるタイプが狙い目だ。

ダートは相当に「重い」印象。なかなか追い込みが利きづらい(特に短距離)馬場で、8Rのグッドカレラや12Rのエーシンフルハートのように穴を出すのは先行馬。後方差しタイプにとってかなり厳しいなので、逃げ・先行馬は常に印を打っておきたいところだ。

(競馬天気)