2010年09月10日

【特選レース予想】阪神10R 朝日チャレンジカップ

アドマイヤメジャー、キャプテントゥーレ、プロヴィナージュ。おそらくこの3頭が人気の中心となるだろう。それぞれ違った特色を持つだけに、揃って崩れることはまず考えにくい。問題は「どの馬が朝日チャレンジカップの適性に合っているか」ということだ。

昨年の覇者・キャプテントゥーレはまったく適性に問題ない。アドマイヤメジャーは準オープンで阪神2000mの勝ち鞍がある。それはプロヴィナージュとて同じ。いずれもコース適性は不安材料にはならない。

そこで比較材料として挙げたいのが持ち時計。開幕週という絶好の馬場コンディションで行われる朝日チャレンジカップは、ドリームジャーが勝った年に1分58秒5を記録したように速い時計での決着が予想される。最低でも2分を切る持ち時計がないと、勝ち切るまでは難しいレースだ。

持ち時計を比較材料とすると、自然とアドマイヤメジャーが一番手に浮上してくる。下鴨Sの勝ち時計1分58秒3はメンバー中最速。最後は完全に流していただけに、さらなる時計の上積みも可能だ。また、プロヴィナージュが秋華賞で記録した1分58秒6も前崩れの展開を先行して粘ったものだけに価値は高い。

大幅な時計短縮の可能性を秘めるのはベストメンバー。寒竹賞を勝ったときの2分0秒7という時計は過去10年の寒竹賞で最速。あのシーザリオの時計を0.9秒上回っているのだ。今年の若葉S、マーメイドSで2,3着に入ったようにマンハッタンカフェ産駒は阪神2000mを得意としており、休み明けでの大駆けがあっても不思議ではない。

◎アドマイヤメジャー
○プロヴィナージュ
▲ベストメンバー
△キャプテントゥーレ

★買い目
3連単フォーメーション3,9→3,9,5,6→3,9,5,6

(田原基成)