2010年06月23日

【宝塚記念】ブエナ最強の女王へ12秒3!

27日に阪神競馬場で行われるJRA上半期総決算のグランプリ競走「第51回宝塚記念」(GI、芝2200メートル、1着賞金1億3200万円)へ向けて、有力各馬が栗東、美浦のトレーニングセンターで追い切られた。

 GI4勝の女傑ブエナビスタはいつものように栗東のCウッドコースに登場。

 降りしきる雨の中、4馬身ほど先行する僚馬ダイシンプランを追いかける展開から、徐々に差を詰めて行く。ラスト1Fで内に潜り込むと馬体を合わせてそのまま併入。

 格下相手に先着は出来なかったが、雨で重くなったコースでも6F83秒5−5F67秒0−4F51秒9−3F38秒0−1F12秒3を叩き出せれば、全く問題はない。

 昨年の宝塚記念、有馬記念に続きグランプリ3連覇が懸かるドリームジャーニーは坂路コース。

 主戦の池添騎手を鞍上に直線一杯に追われると52秒3−37秒7−12秒4を計時。軽快な脚捌きで、キビキビした動きも好調時のもので、脚部不安で天皇賞を回避した影響は全くないようだ。

 重賞連勝中の上がり馬アーネストリーも坂路で調整。1本目を軽く流し後の2本目は、軽快なアクションで、53秒7−38秒8−12秒5をマーク。前走の休み明けと違って、動きは実にスムーズでラストの伸びも圧巻。初の大舞台へ絶好の仕上がりで臨めそう。

 一方、美浦では春の天皇賞馬ジャガーメイルがPコースで豪快な動きを披露。

 天皇賞馬に導いたウィリアムズ騎手を鞍上に、5Fから併せたキスアンドクライを直線に入ると、内から1F11秒9の切れ味で抜き去り1馬身先着した。全体時計も5F67秒2−4F51秒8−3F37秒1と申し分ないもので、前走以上の仕上がりぶりを見せている。

 枠順は24日に確定し、レースは27日、阪神競馬場10R、午後3時40分にスタートが切られる。
サンケイスポーツ - 2010/6/23 14:36