2010年09月04日

先行有利の馬場で小倉2歳Sは逃げ・先行馬に注意【土曜馬場傾向】

●軽くなったダートで逃げ・先行馬が躍進【1回札幌7日馬場傾向】

芝は土曜札幌で行われたレースにスローの展開が多かったこともあるが、前残りが目立った。時計・上がりともにかかっているのは例年通りなので、切れ味を身上とするタイプよりもジワジワと息の長い末脚を使えるタイプにアドバンテージのある馬場だ。

ダートは稍重で施行されたこともあり、先週よりは軽い馬場状態となっていた。そうなると函館で幅を利かせていた外から長く脚を使ってマクる馬の出番がなくなる。途中からハナを奪ったカメリアビジュの横山典騎手がそのまま押し切ったように、機転を利かして前に行くことができる騎手はこういう特殊な馬場では強い。


●新潟2歳Sはキングカメハメハ・サンデー系中心で【3回新潟7日馬場傾向】

開催最終週を迎えた新潟だが、2歳マイル戦で1分35秒1という水準以上の時計が記録されたように相変わらず時計は速い。そして外回りコースではキングカメハメハ・サンデー系しか来ていない状態で、特にフジキセキ産駒は3頭が馬券圏内に好走していた。これは新潟2歳Sでも気に留めておきたい傾向だ。

ダートはBSN賞でアースサウンドとマハーバリプラムの着順が前走時から入れ替わったことからも、明らかに逃げ馬が残れない馬場状態。断然人気の逃げ馬が出走する際には、距離ロスを防げる内枠の差し馬に逆転の目が見えてくる。


●先行有利の馬場で小倉2歳Sは逃げ・先行馬に注意【2回小倉7日馬場傾向】

土曜小倉に行われた芝1200m戦で勝利を収めた馬は、すべて道中2番手以内を進んだ馬。開催最終週というと外差し馬場を想定するが、傾向を見る限り逃げ・先行馬にとってのグリーンベルトのようなものができているのかもしれない。当然同条件で施行される小倉2歳Sでも逃げ・先行馬に注意したい。また、1分58秒3という時計が出たように相変わらず時計は速い。

ダートはかなり力のいる馬場のようで、先行してそのままなだれ込む、というレースがほとんど。後方差しタイプにとってかなり厳しい馬場状態といえる。ダートでも逃げ・先行馬の存在はマークしておきたいところだ。

(競馬天気)