2010年08月21日

札幌記念は前残りに警戒【土曜馬場傾向】

●札幌記念は前残りに警戒【1回札幌3日馬場傾向】

先週は思いのほか差しが決まっていた札幌芝だったが、今週は前残り&内枠有利が顕著に。これは例年通りの傾向といえるので、札幌記念では昨年のヤマニンキングリーのような大駆けの可能性を秘めた内枠馬or逃げ・先行馬の存在に警戒したいところだ。

ダートはここにきて函館ダートとの違いがはっきりと見えなくなってきた。週中にほとんど雨が降らなかったということも影響しているが、函館ダート好走馬を素直に評価して問題ないだろう。


●元の姿に戻りつつある新潟の芝【3回新潟3日馬場傾向】

芝は1400m以下が逃げ・先行馬の天下、1600m以上が差し・追込馬の天下という新潟芝本来の姿に戻りつつある。特に芝1400m以下での前残り傾向は顕著で、単純に前に行ける馬だけを狙うという手法でも良いぐらいだ。

ダートは馬場がパサパサに乾いた影響もあり、思いのほか差し・追込が効いていた。日曜日も良馬場での競馬が予想され、逃げ・先行馬に傾いた比重を差し・追込馬に振り分けていく作業が必要になるかもしれない。特に前走同じ新潟で差し損ねていた馬の巻き返しに注意したい。


●芝1200mは先行馬、芝1800m以上は差し馬を【2回小倉3日馬場傾向】

Bコース替りということで前残りに注目していたが、先週から大きく傾向が変わることはなかった。1200mでは前残りが続出し、極端な内枠有利。その一方で芝1800m以上になると外枠の差し馬が台頭するという不思議な馬場。そして、そのなかで穴をあけるのはやはりサンデー系だ。

ダートは相変わらずの前残り。騎手もそれを分かっているようで、出ムチを入れてでもハナを主張するシーンが目立った。騎手の特性と馬の適性を見極めたうえで、「馬場読み」ができる騎手が騎乗する馬の評価を上げるようにしたい。

(競馬天気)