2010年08月17日

【クラスターカップ】(盛岡・JpnIII)〜サマーウインドがレコード勝ち

 稍重馬場の盛岡競馬場で行われたダートグレード競走=第15回クラスターカップ(JpnIII・1200m・1着賞金2300万円)は、圧倒的1番人気のサマーウインド(藤岡佑介騎乗)が逃げ切って勝った。勝ちタイムは1分8秒9で、2003年のこのレースでディバインシルバーがマークした従来のレコードを0秒9上回った。
 2番手につけていた2番人気のミリオンディスクが2馬身差で2着、4馬身差の3着は5番人気のメイショウバトラーだった。4着にはガブリン、5着にはタマモホットプレイが入ってJRAが掲示板を独占、地方所属馬はナカヤマパラダイス(大井)の6着が最高だった。人気馬による決着で払戻しは馬連120円、馬単150円、3連単でも930円と堅く収まっている。

 勝ったサマーウインドは父タイキシャトル、母シンウインド(その父ウエスタンウインド)という血統の5歳牡馬で、JRA栗東・庄野靖志調教師の管理馬。一昨年夏に小倉でデビューしたが2戦未勝利でいったんホッカイドウ競馬へ転入。その後2連勝で昨年秋に再びJRAへ戻ると一気に本格化を見せ、連勝でオープンまで駆け上がり、重賞でも2度2着に入るなどダート短距離戦線の有力馬に浮上していた。通算成績は11戦7勝(うち地方3戦3勝)で重賞は初制覇。
2010/08/16(月) 17:34 ラジオNIKKEI