2010年07月23日

豊が帰ってきた!久々トレセン登場

名手がいよいよターフに戻ってくる。3月27日、毎日杯の落馬事故で骨折し、休養していた武豊騎手(41)=栗東・フリー=が22日、4カ月ぶりに栗東トレセンに姿を見せた。ヤマニンウイスカーに騎乗し、久々に馬の感触を味わった。来週の小倉から復帰する予定で、順調なら小倉記念(8月1日・小倉)でスマートギアとコンビを組む。
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 久しぶりに栗東トレセンの空気を吸った武豊は、復帰に向けて本格的な第一歩を踏んだ。この日はヤマニンウイスカーの調教に騎乗。栗東坂路からDPをキャンターで流した。「こんなに馬に乗っていないのは初めて。やっぱり馬の上はいいね。影を見ながら自分のフォームをチェックした。少し固いかなと思ったけど、特に問題はないよ」と笑みを浮かべた。

 3月27日、毎日杯の落馬から4カ月。左鎖骨遠位端骨折、腰椎横突起骨折と診断され、懸命にリハビリに努めていた。本人の予想以上に時間はかかったが、レースに復帰できる手応えはつかんだ。「骨折は早く治ったけど、肩の関節部分のダメージが予想以上に大きかった。たった4カ月だけど、すごく長く感じた。来週からは追い切りで乗る数を増やしたい。乗って良ければ、競馬に乗りたい。本当にウズウズしている」とはやる気持ちを抑えきれない様子だ。

 体に支障がなければ来週から実戦に復帰し、小倉記念でスマートギアに騎乗する予定だ。「有力馬だし、中途半端な状態では乗れない。まだ万全ではないので、やれることをやって」と気を引き締めた。

 関係者、ファンも心待ちにしていた。久々の騎乗をすぐに自身のHPで報告。「トレセンですれ違う人みんなに“お帰りなさい”と言われ、ありがたかった。ファンも待っている?オレが一番待ってたで(笑い)」。名手の復帰が夏競馬をより熱くする。

デイリースポーツ - 2010/7/23 9:17